くつろいだり、ときには仕事したり、リノベーションで心地の良い居場所が散りばめられた住まい

個人邸リノベーションや、団地・木造賃貸アパート再生、まちづくりリノベーションなど幅広い視点で豊かな暮らしづくりを提案するリノベーション業界のパイオニア「ブルースタジオ」。彼らが手掛けた東京都世田谷区にある住まいは、Uさんご夫婦おふたりのための住まいです。土日も副業など在宅で仕事をすることが多いご夫婦のオーダーは、明るく広々としたワンルームで気持ちよく仕事ができる住まい。ベースとなったのはマンションの一部屋。約17mの長い形状に加え、東西南北の4面にある窓のほか、天井には5カ所もトップライトもある珍しい5面採光の家でした。

3LDKから再構成した広々とした1LDK

Via : https://www.bluestudio.jp/ | Photos: Yoshiyuki Chiba

元々は3LDKと細かく仕切られていた空間を広々とした1LDKに再構成。寝室だけは個室にしたものの、仕切りをガラスにする事で圧迫感がなくなり、広いワンルームのように感じられます。

いろいろな居場所でくつろいだり、ときには仕事したり

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元々あった5つのトップライトはそのまま活用。上から入る自然光を活かして、いろいろな居場所をが作られました。大きめのダイニングテーブル、リビングの窓辺のカウンター、リビングのソファ、玄関の土間に設置したハンモック、寝室のガラスの仕切りの下部に造作したベンチなど、どこでもくつろぐことができます。

また、新型コロナウィルスが流行し、リモートワークが一般化しましたが、自宅で仕事をするときも作業に集中したり、根詰めすぎたら気分を変えたりと色々なスペースがあることはメリットとして働いているようです。

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仕事と仕事の合間に料理をしたり、仕事で疲れた時は大画面のプロジェクターでゲームしながら体を動かしたり、寝室の収納扉にはアイデアがマーカーで書き込めるようになっていたりと、住まいの様々な場所で暮らしと仕事がミックスされています。

最低限の収納スペースで居住空間を最大限に

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広々した空間を目指したため収納は多くなく、ウォークインクローゼットもありません。収納の造作は数カ所あるものの、リビングの細長いテレビボード、寝室の仕切りの下部のベンチ内の収納など、大量のものをしまう空間というよりも、インテリアの一部として楽しめるスタイルです。

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一番ユニークなのは、洗面台に造作した小物を収納するアイアンのカゴ。洗面台に穴があいていて、使用後はカゴを洗面台の中に押し込んでしまう仕組みになっています。

ライフスタイル変化にも柔軟に対応

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この住まいでは将来のライフスタイルの変化に伴う、間取りの変更にも対応できるようになっています。例えば、お子さんが生まれて子ども部屋が必要になったときは、仕切って個室を増やすことが可能。ダイニングとして使っているスペースを子ども部屋にし、ダイニングテーブルと椅子をリビングに移動する予定です。

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ご夫婦おふたりの住まいの段階で将来を見越したリノベーションとする事でより長い時間を快適に過ごせる、まさにパートナーのような住まいにすることができます。

暮らすように働く、これからのワンルーム住宅

働き方が多様になった近年で、日々の暮らしと仕事の境界線がなくなりつつある方が増えているのではないでしょうか。夫婦2人での居心地の良さはもちろん、仕事をする上での機能性も併せ持った、これからのスタンダードとなるような住まいです。