古くて新しい平屋という贅沢な暮らしかた「casa piatto(カーサ・ピアット)」

昔ながらの平屋の印象がまったくあたらしくなった「casa piatto(カーサ・ピアット)」。平屋の良さを残しつつ、不便さを現代の技術でリニューアル。変化のめまぐるしい時代だからこそ、普遍的に私たちにとって居心地のいい感覚や空間は大切にしていきたい。五感をフルに味わう贅沢、そんな暮らしかたの中身をさっそく見てみよう!

生活の良い香りがひろがるLDK

「casa piatto(カーサ・ピアット)」この平屋の家の中心はLDKだ。すべての生活空間が平面で繋がっているから、自然と人の動きはLDKから放射線にひろがる。家の真ん中から個室へ、浴室へ、または畳へごろり。ひとりでも、ふたりでも、家族でも、住みやすい空間の秘密がここにあった。

人の動きが放射線にひろがるのと同様に、ひとたび料理をすれば、このキッチンから家中にいい香りがひろがる。そして、小気味よいまな板と包丁のリズムもひろがったりして。個室で眠る家族たちの朝、ひとりひとりの爽やかな目覚めをうながすかもしれない。二階の個室なら感じられない家族の気配をやさしく感じることができるのも平屋の良さ。料理をする側も満足のキッチン!それもそのはず、外を存分に感じることのできる大きな窓から四季を味わえる戦略的な配置だから。

雨の日が好きになる軒先

外壁から長めに出た軒は、「casa piatto(カーサ・ピアット)」の美しさのポイントだ。デッキが室内からまるで繋がっているように錯覚するのは、掃き出し窓が天井まで突き抜けていること、室内と外の天井、それぞれの床の素材感が統一されていること、LDKが少しくぼむように設計されていること。計算しつくされた軒に、さらに五感を愉しませるヒミツがある。

雨が軒先からこぼれる様を愉しむことができるのだ。軒先は室内から十分に離れているから、雨の日も窓を開けて雨音を感じる。もしも梅雨をもっと愉しめたら、私たちはどんなに豊かだろう!

「casa piatto(カーサ・ピアット)」の3つの安心

地震の多い日本では、平屋の構造は耐震の面からも安心。四角い箱、しっかりとした直角のコーナーは屋根を支え、二階の重みがないから、上から崩れてくるおそれもない。「casa piatto(カーサ・ピアット)」が安心安全といわれる理由のひとつ。

ふたつめは、高低差10センチの段差でゆっくりと上がる玄関のアプローチ。斜面になっているスロープよりも足元の確実さがある。子育て世代にもシニア世代にも安心。そして、3段でたどり着く玄関は奥まっていることで防犯面でも安全だ。

最後の安心は、なんといっても収納の多さ!通常のマンションの場合は、6~7%の収納スペースだが、「casa piatto(カーサ・ピアット)」は倍以上のおよそ15%もある。家族が増えたり、生活スタイルが変化しても安心。スッキリとした造り付けの収納だから、物を美しく仕舞うことも可能だ。

たどり着いた温故知新

団塊世代が建てた戸建住宅で、子供が巣立ったあとにスペースを持て余し、二階を減築をするというリフォームが流行ったことがあった。そんなプロセスを経て気づく、昔ながらの平屋の良さ。平面でつながる空間の自由さ、美しい軒の情緒深さ、安心を感じる共通事項はいまも昔も変わらない。「やっぱりコレがよかったね!」と、新しい知恵を携えて、古きよきものに戻ってみる。それは、いまを生きる私たちならではの贅沢さと言えるのかもしれない。