【DESIGNART TOKYO 2020】国内外の若手アーティストの作品が集う「REBOOT」展

毎年秋に開催するデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO」。世界屈指のミックスカルチャー都市である東京を舞台に、世界中からアート、インテリア、ファッション、テクノロジーなどさまざまなジャンルのモノやコトが集結し、都内各所で多彩な作品を発表していきます。

新進気鋭の若手アーティストの作品が集う「REBOOT」展

建築界のノーベル賞と称されるプリツカー賞を受賞したイタリアの建築家アルド・ロッシ氏が設計した、ジャスマック青山では「REBOOT」展が開催されています。こちらでは新型コロナウイルス感染拡大を受け会期を来年に延期した国際家具見本市ミラノサローネへの出展を目的としていたユニット「aida」など、8組の若手アーティストの作品を観賞することができます。こちらではその一部をご紹介します。

”空間とモノの間”を問うプロダクト YOY

YOYは、2011年に小野直紀と山本侑樹によって設立された東京を拠点とするデザインスタジオ。「空間とモノの間」をテーマに家具や照明、インテリアのデザインを行っています。

こちらはスイスの時計ブランド「RANDO」の特製モデル「UNDIGITAL」。

デジタル時計で使用されるセブン・セグメント・ディスプレイのデザインが分針に落とし込まれています。

展示作品の”間”も提案する aida

「aida」は、日本をベースに活動するデザイナー3名によるプロジェクトです。メンバーそれぞれが日々の制作の中で大切にしているコンセプトに基づいて制作したプロダクトを、1つの空間の中で展示することによって生まれる新しい「間」を会場構成含めて提案しています。

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こちらはメンバーのひとり、大島淳一郎によるマグネットで取り外し可能な一輪挿し「Lotus」。側面とベースがマグネットで繋がっているため、転倒することがなく、ペットや子どものいる家庭でも安心して使用できます。

「最先端の伝統工芸」 をコンセプトに活動する 9+1

9+1は、アーティスト、デザイナー、エンジニアとしてクリエイティブ分野で最先端の表現を追求しているメンバーによって構成されています。

今回は富山ガラス工房とコラボレーションし、富山のガラス工芸が培ってきた多くの技法やテクノロジーを手掛かりに新たなジャンルのガラスプロダクトを展開します。

こちらは2つの試験管を用いた加湿器「Tiny Cloud」。1つは霧を発生させ、もう1つはそれを溜め込む仕組みとなっており、人の動きや空気の揺らぎによってガラス管の中に対流が起こり雲のように拡散します。霧の発生過程が美しく見える新しい加湿器の提案です。

そのほか、ミラノと東京を行き来しながら建築と デザイン分野の領域を行き来し活動を続けているイタリア人デザイナー デニス・グイドーネや、イタリア人デザイナー、ジョバンニ・ペローネ率いる多文化総合デザインスタジオ ジョバンニ・ペローネ・デザインなど世界で活躍するデザイナー、アーティストの作品が複数並びます。

まるで外国のような色彩豊かなジャスマック青山で、国内外から集まるパワフルな作品を鑑賞してみてはいかがでしょうか。

■DESIGNART TOKYO 2020 REBOOT展示概要

展示期間:2020年10月23日(金) 〜11月3日(火・祝)
営業時間:10:00〜19:00
会場:東京都港区南青山4-11-1

■DESIGNART TOKYO 2020 概要

開催期間:10月23日(金)~11月3日(火・祝)
展示エリア:表参道・外苑前/原宿・明治神宮前/渋谷・恵比寿/代官山・中目黒/六本木/新宿/銀座
オフィシャルWEB サイト:http://designart.jp