“泊まれる公園”が九州初上陸「INN THE PARK 福岡」2022年3月15日 海の中道海浜公園内に開業!

馬場正尊が代表を務め、住宅、オフィス、公共施設、公共空間のリノベーション等をてがける設計会社オープン・エーの子会社である株式会社インザパーク福岡は、この度2022年3月15日に、 “泊まれる公園”をコンセプトとした宿泊施設「INN THE PARK(イン・ザ・パーク)福岡」を開業する。なお、「INN THE PARK福岡」は2017年開業の静岡・沼津に続くシリーズ2施設目となるもので、九州初となる。

“泊まれる公園”「INN THE PARK」とは?

「INN THE PARK」は“泊まれる公園”をコンセプトとする公園一体型宿泊施設。2017年9月に静岡県沼津市に誕生した第1号「INN THE PARK沼津(www.innthepark.jp )」は、青少年向け自然体験施設“沼津市立少年自然の家”跡地を活用。新たな視点でリノベーションを加え、①宿泊、②飲食、③体験アクティビティの 要素を組み合わせた複合施設として生まれ変わった同施設は、そのデザイン性の高さやオリジナリティあふれる体験で大きな話題を呼び、県内外から多く来訪する人が絶えなかった。

今回シリーズ第2号の施設としてオープンする「INN THE PARK福岡」では、この“泊まれる公園”というコンセプトや沼津で大きな反響を呼んだ巨大球体テントはそのままに、エリアに合わせた様々な工夫や施設の拡充を行なっている。

滞在型レクリエーション拠点の中心となる「INN THE PARK福岡」

Park –PFI事業を利用した新たな滞在型レクリエーション拠点が誕生するのは、福岡市東区「海の中道海浜公園」。東西に約6km、総敷地面積350ヘクタール(代々木公園5個分)の広大な敷地内には、動物園や屋外プール、水族館、野外劇場等があり、豊かな自然や様々なアクティビティを楽しめる国営公園として親しまれてきた。「INN THE PARK福岡」は「憩う」「学ぶ」「遊ぶ」体験からなる滞在型レクリエーション拠点の中核を成す施設であり、博多湾が一望できる「光と風の広場」の中心に位置する。

様々なニーズに対応する宿泊スペース

滞在拠点として、全4タイプ30棟の宿泊部屋を用意。おひとり様からカップル、ファミリーまで様々なニーズに応える。

球体テント 全13棟

沼津でも採用したインザパークのシグネチャー。今回は直径6m。およそ2階建て建物ぐらいの高さのある球体。突如として公園内に球体が転がっている姿はアートのよう。夜は発光して公園内を彩る。

グランピング 全12棟

3月~11月にオープンするインザパークの考える「グランピング」。直径17mのタープの中にテントが2つ。大人2人~8人までの宿泊に対応。それぞれの部屋ごとに暖炉のあるリビングや、アウトドアガストロノミーをテーマにした部屋食が楽しめるダイニングを備える。

キャビン 全3棟

かたやカップルやおひとり様専用の小さいキャビンも備える。海至近で壁一面の窓、視線の先に博多の夜景。部屋の面積からは想像できないほど、とても開放的な部屋である。

スイートルーム 全1棟2室

少し離れた静かな場所にお風呂付のスイートルームも用意。大人2~4人の利用が可能。こちらも海至近の開放感のあるお部屋。食事は専用テラスでグランピングと同様のコース料理を提供する。

九州産の多様な食材や素材を使った飲食を楽しむ

福岡をはじめとした九州産の多様な食材や素材、その生産者に光を当てるレストランとバーベキュー場を開設。いずれも、昼と夜とで違ったコンセプト・使い方を提案する施設になっていて、時間帯によって全く異なる楽しみ方が可能だ。

昼は気軽な食堂兼コーヒースタンドのレストラン

インザパークが考える理想の公園の食堂をコンセプトに、スパイスカレーやサンドイッチといった親しみやすいメニューをご提供。テイクアウトも充実していて、公園内の好きな場所でランチボックスを広げられる。また東京代々木のLittleNap COFFEE STAND監修の本格的なコーヒーが楽しめるコーヒースタンドも併設している。

夜は地元食材が充実したフレンチレストラン

近隣の新鮮な魚介や、福岡の地の肉・野菜を中心にフランス料理をベースにしたコース料理を提供するレストラン。公園の雰囲気を活かしカジュアルながら、特別な時にも利用いただけるレストランを目指す。

シェフ:葭谷真輝(よしや まさき)

国内の星付きレストランやホテルで修業後、2012年渡仏。
パリ6区“Le petit verdot”にてスーシェフとして研鑽。
2021年3月よりインザパークのシェフとなる。

コーヒー監修:濱田大介

〈Little Nap COFFEE STAND 〉オーナーバリスタ。2011年に同店を開業。飲食店のコーヒーのコンサルタントやコーヒースタンドのプロデュースなど、数多くのプロジェクトを手がける。

バーベキュー場/ラウンジ

昼:手ぶらで楽しむバーベキュー

シェフが一手間凝らした本格的なバーベキューを、手ぶらで楽しんでいただけるバーベキュー場。宿泊される方だけでなく、日帰りでのバーベキュー単体での利用も可能で、気軽に楽しむことができる。

夜:ミラーボール煌めくラウンジ

昼間とは雰囲気を一変し、フロア内をミラーボールが照らすラウンジとして営業。シェイカーを振れるバースタンドも併設し、夜の雰囲気を味わうことができる。

福岡らしい体験アクティビティ

海辺のエリアには温浴施設を開設。また、音楽の街としても知られる福岡にふさわしく、様々な音楽コンテンツ・プログラムを充実。

さらに、同「光と風の広場」エリア内に内に巨大アスレチックタワーやホーストレッキングが楽しめる厩舎などが整備されるほか、隣接するマリーナでのクルージング、公園内の動物園・水族館・プールなど充実したアクティビティを体験できる。

温浴施設

公園が面する博多湾の海岸至近エリアに誕生する開放的な温浴施設。銭湯を模した空間には、水風呂や屋外スペースも備える。

音楽コンテンツ

施設内の音にまつわるコンテンツを、地元福岡出身のサウンドデザイナー清川進也が手がけた。

施設を取り巻く環境や季節に基づいて選ばれたレコードをプレーヤーとともに持ち出し、好きな場所で楽しめるポータブルレコードサービスや、様々なサウンドワークショップで完成した成果物を、レコードに記録して持ち帰れるサービスなど、施設の魅力と音を組み合わせた体験コンテンツを楽しむことができる。

アーティスト支援プログラム

地元を中心としたアーティスト支援プログラムも展開。施設に何らかの作品を残していっていただくことを条件に無償で宿泊をご提供(音源審査有、部屋数限定、食事は実費)する「アーティストインレジデンス」を実施。アーティストへの練習場所提供なども予定しており、プロ・アマチュアを問わず、制作活動やライブステージとして活用できる。

INN THE PARK/インザパーク福岡

開業時期:2022年年3月15日予定
客室数:球体テント13棟・アグランピング12棟・シーサイドキャビン3棟・スイートルーム1棟(2室)
その他施設:レストラン/コーヒースタンド、バーベキュー場/ラウンジ、温浴施設
予約:https://www.innthepark.jp/
所在地:福岡県福岡市東区西戸崎18-26 海の中道海浜公園「光と風の広場」内
アクセス:JR九州香椎線「海ノ中道」駅(公園内徒歩15分)