主役じゃないけど絶対必要!家づくりを考えるなら欠かせない収納アイディアをチェック!
これから家づくりをしようと考えている方にとって、より住みやすい家にするために重要となってくるのが収納です。私たちは多くのものに囲まれているため、それをどう使いやすく収めていくかがカギとなるのです。どうすれば使いやすく収納することができるか、様々な収納アイディアをチェックして家づくりに生かしていきましょう。
自分の収納の仕方をチェックしてみる
新しい生活を始めるとしても、自分の暮らし方自体が大きく変化するわけではありません。ちょっとした癖やこだわりはそのまま続いていくことが多いです。そのため、今どのように収納しているか、どういった形が使いやすいかをチェックしておくことがポイントとなります。家に合わせた収納をするのではなく、必要な収納から家づくりをしていく考え方です。この考え方で収納の形を変えていくと、新しい家でスムーズに過ごせるようになり、また散らかりにくい暮らしになります。
洗濯した服をどう扱っているか考えてみましょう。きちんとたたんでタンスにしまう方もいるでしょう。ハンガーにかけたままクローゼットなどにかけている方もいるかもしれません。たたんでしまう形はきれいに収納できますが、しわになりやすかったり時間や手間がかかったりするデメリットもあります。ハンガーにかけたままの場合には手軽ですししわもなく取り出しやすいですが、場所をとったり乱雑に見えがちです。服の収納一つとっても方法はたくさんあり、それぞれメリットとデメリットがあります。自分のやりやすい方法をとったほうがスムーズに使えますし、それに合わせた収納を作ればデメリットも減らせます。ほかの部分でも収納するものの量や方法などをもとに考えて作っていくことで、無駄なく使いやすい収納ができるので、まず今の収納の仕方をチェックすることから始めてみましょう。
使う場所の近くに収納を作る
できるだけ多くの収納を設けてみても、実際はあまり活用できないことも多いです。できれば物を使う場所の近くに収納場所を設けるようにしましょう。離れた場所に収納を設けてしまうと、そこにしまいに行くのが面倒になり物が出しっぱなしになってしまいます。取り出すこともおっくうになり、収納したことも忘れて必要なものをその都度新しく購入し、同じものがいくつも重なってしまう場合も多いのです。デッドスペースを有効活用した収納なども、きちんと把握しておければよいですが、そうでなければものを死蔵するだけになってしまうのです。
そのため、ものを使う場所の近くに使いやすい形の収納を設けるようにしましょう。どのような用途で使う部屋で、どういったものを使うのか、どれぐらいの収納スペースが必要なのか、考えたうえで収納を作ります。特に作り付けの収納の場合には、そこでどう行動するのかをしっかりイメージしてから設計していきましょう。使う場所の近くに必要なものがそろっていれば、ほかの部分にものがあふれることもなく、在庫などもしっかり確認できるようになります。
生活の変化に合わせることも
収納は一度決めたら終わりではありません。生活のスタイルが変われば必要な収納も変わっていきます。その時に必要な収納場所を作れるように、柔軟に考えていくことも必要です。作り付けの収納は便利ですが、変化させづらい点がデメリットです。例えば小さなお子さんがいる場合、扱いやすい収納は低めの物になりますが、大きくなればもう少し大きく高い位置のものが取り出しやすくなります。また、独立すれば収納や部屋などが必要なくなることもあるのです。初めから作り付けの収納を多く作っておくのではなく、家具や収納グッズを活用しながら生活に合わせていくことも有効な場合が多いのです。
ひとつの部屋を複数のお子さんで区切って使う間取りにしていて、子供たちが独立したら一つの大きな部屋にして使う場合もあります。そのような場合は収納をはじめにしっかり作っておくのではなく、作り付けのものは最小限にして、必要な収納は簡易的な家具などで処分しやすいほうが良いでしょう。収納の量や仕方が変わっていくことを頭に入れて計画していくことが必要です。シンプルな造りの方が後々リフォームや家具でのアレンジがしやすいです。
溢れたら処分することを意識
何かに使えるかもしれないと思い、不要になったものも手放しにくくなる方もいるでしょう。そうなると収納はいくらあっても足りなくなります。収納を増やすことで部屋が狭くなったり使いにくくなったりするものです。特に大きく生活が変わるわけでないなら、初めに決めた収納を超えたら不要なものを処分するように考えてみるのがおすすめです。物の量を絞っておくことで必要なものが取り出しやすく、使いやすい収納が可能になります。収納場所だけではなく内容を見直してみることも必要です。
生活をイメージしてみよう
家造りの際に作り付け収納などを計画して作っていくことは必要です。それが使い方にきちんと合ったものでなければならないので、まずは今の暮らし方や今後の暮らし方をイメージしてみましょう。必要な収納の形や量を考えやすくなります。一時的に必要な収納などはあえて簡易的な家具や収納グッズを使うなどして柔軟に使えるようにするのもおすすめです。