夫婦2人の好きが詰まったコンパクトながら心地の良い住まい「和歌山の住宅」
中原慎一郎が代表を務めている、1940~60年代のモダンデザインをルーツに新しいものづくりを目指す「ランドスケーププロダクツ」。店舗内装などのインテリアデザインを中心に、千駄ヶ谷のインテリアショップ「プレイマウンテン」などでオリジナル家具や小物も展開しています。
そんな彼らが手掛ける住宅は、普遍的な心地よさとあたたかなマテリアルによるインテリアが魅力です。2017年に完成した和歌山の住宅は、ご夫婦と猫5匹が暮らす可愛らしい住まいです。
曲線が生み出す和やかな印象が広がる玄関
ヘリンボーンのフローリングが可愛らしい印象の玄関。
空間にちょっとした曲線があるだけでがらっとイメージが変わり、親しみを感じさせる柔らかな風合いに。その先の室内への期待が高まります。
ヒトもネコもリラックスできるゆったりとしたリビング
玄関先の階段を上がった2階に位置する、2面から光が差し込む明るい雰囲気のリビング。
長めのソファが主役となったリビングは、ヒトだけでなく猫にとっても憩いのスペースです。
窓の反対側にはデスクとチェアの作業スペース。
リビングに隣接しながらも、隅に設けられたスペースは落ち着きがあり集中できそうです。
コンパクトながら木の温かみが心地良いダイニングキッチン
リビング奥にあるダイニングスペース。ちょっとした隙間も有効活用し、ご夫婦のお気に入りのアイテムを並べて楽しめるよう工夫されています。
アアルトの半円のテーブルでスペースを有効活用。お気に入りのデザインと機能性を詰め込んだ、2人暮らしにぴったりのダイニングです。
ダイニングの奥に配された、柄タイルとくり抜かれたような丸窓が可愛らしいコンパクトなキッチン。
取手や細部のこだわりで、可愛らしい印象を持ちつつ洗練されたイメージに。
こちらも玄関同様曲線が空間のアクセントとなり、木の質感も相まって場の雰囲気を和らげてくれます。
2人の好きが詰まった寝室
リビングの隣の扉を開くと寝室に繋がっています。
合板を基調とした作りで、手作り感のあるあたたかな風合いにまとめられています。大きな窓から差し込む光が明るく広がります。
造り付けの棚で、雑貨好きなご夫婦のお気に入りのアイテムたちを収納しています。
散りばめられた”好き”が生み出す豊かな暮らし
猫と雑貨を愛するご夫婦の好きがたくさん詰まった可愛らしい住まい。コンパクトながらヒトもネコものびのびと暮らせる心地の良い空間は、日々の暮らしをより楽しくさせてくれそうです。