家づくりに必要なお金の話!住宅ローンを利用するときは金利と返済額に注意しよう!
住宅を購入する際における資金調達で欠かせないのが住宅ローンである。住宅は非常に高価な買い物になるため、多くの人は住宅ローンを組んで資金を調達しているところである。住宅ローンには多くの商品があり、それぞれに特色のあるローンを展開している。どの住宅ローンが良いのか迷うことも多くあるが、その選定にあたっては金利と返済額に注意することがポイントとなる。
金利が固定か変動かを見極めよう
住宅ローンを利用する際にまず注意したいのが金利である。当然のことながら、住宅ローンは利息を付けて返す必要があるが、その利率の決め手となるのが金利である。したがって金利が低ければ低いほど利息が低くなり、その分、返済額が軽減されることとなる。住宅ローンの金利には変動と固定の2種類がある。変動は日々変動する利率を適用するものであり、固定は住宅ローン契約時において定めた利率を契約期間中は不変に適用するものである。変動は固定よりも低い場合もあれば高くなることもある。このことから、変動はハイリスク・ハイリターンであり、固定はローリスク・ローリターンという性格を有していると言える。計画的に返済したいのであればリスクの少ない固定を、資金的に余裕があるのであれば多少リスクを背負う変動を選ぶのがポイントである。
合理的な返済額を決めよう
住宅ローンを利用するに当たってもう一つ重要なのが返済額である。住宅ローンを組めば、月々返済額が発生するので、家計の状況ともよく相談して合理的な返済額を決める必要がある。その際には手持ち資金として支払える額についても同時に考えなければならない。全額住宅ローンを組むという方法ももちろんあるが、その後の生活の負担を考慮してできるだけ手持ち資金を頭金として投入し、返済額を軽減しておくのが有効である。一般的には年間返済額について年収の25%以下に抑える、というのが一つの目安になっている。まずはこれを参考にして、あとは家計状況と相談して具体の頭金や返済額を決めると無理なく返済することが可能となる。
フラット35は魅力的な住宅ローン
数多くある住宅ローン商品の中でも人気のあるのがフラット35である。住宅ローン商品には借り入れる人の年収が一定額以上必要であるとか、特定の職業に従事している人など、条件を付していることが多い。フラット35はそんな住宅ローンでも条件が比較的少なく、そのため利用しやすい商品というところが魅力となっている。その特徴として挙げられるのが保証人が不要という点である。通常の住宅ローンであれば連帯保証人が必要となるところ、フラット35ではそうした制限がなく、保証会社への保証料も支払う必要はない。また、団体信用生命保険へ加入できなくても利用できるという点も特徴である。基本は加入が原則であるが、健康上の理由で加入できない場合は加入せずに利用することができる。このほか、35年という長期返済期間が設定できること、8000万円まで借り入れることができることも魅力である。
住宅ローンを利用する際には十分な検討を
住宅ローンを利用する際には金利と返済額がポイントである。金利については変動と固定があり、前者はハイリスク・ハイリターン、後者はローリスク・ローリターンという性格を持つので、そのことを念頭に置いてどちらが良いのか選択する必要がある。返済額については年間返済額が年収額の25%以下を目安に、家計の状況を考慮して決めることが重要だ。フラット35は比較的利用しやすい住宅ローンなので、検討する価値は十分ある。