失敗しない注文住宅の間取りプラン!失敗例から暮らしやすい間取りを学ぼう!

注文住宅では自由に間取りが決められるが、その分失敗することもある。ネット上の人気に流されてなんとなく間取りを決めてしまうと、実生活で不便が生じてしまうことも。暮らし始めて「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないように、あらかじめ間取りの失敗例を知っておくことが重要になる。生活を送る将来の自分を具体的にイメージしながら、3つの失敗例をチェックしよう。

間取りの失敗例1:配線・コンセント

注文住宅の間取りにおける1つ目の失敗例は、配線・コンセントに関するものだ。電気配線やコンセントの位置に失敗すると、毎日の暮らしの中で小さなストレスが積み重なってしまう。例えば、照明スイッチの位置には注意を払いたい。よくある失敗が、開けた扉の裏に照明スイッチが隠れてしまうケースだ。扉を開けてすぐに照明をつけられないために毎回、余計な移動が生じてしまう。右開きの扉であれば、部屋に入って左側に照明スイッチを設置したい。照明のスイッチが扉の裏側に隠れないか、間取り図をチェックしよう。

また意外と見落としがちなのが、掃除機用のコンセントだ。コンセントから遠いせいで掃除機をかけられない場所があると、常にその場所にホコリがたまってしまう。コンセントの位置を決めるときは、生活家電の使い勝手だけでなく、掃除機をかけるシーンまでイメージすることが重要となる。注文住宅の間取りは、配線・コンセントに配慮しよう。

間取りの失敗例2:収納

注文住宅の間取りにおける2つ目の失敗例は、収納だ。収納に配慮しないと、居住スペースに物があふれてしまう。収納のため納戸を作るのは効果的だが、具体的に何を収納するかまでイメージすることが重要となる。例えば納戸にしまおうと思っていたものがあっても、納戸の幅や高さが足りないせいで収納できない恐れもある。納戸に何をしまうのか、事前にイメージした上で納戸のサイズを決定しよう。また、大きな窓を取り付ける人も要注意。大開口の窓は大きければ大きいほど、収納スペースが削られるデメリットが存在する。将来的に必要となる家具までリストアップして、収納スペースを十分に確保できる間取りになっているかチェックしよう。注文住宅の間取りは、収納スペースにも注意を払おう。

間取りの失敗例3:広さ

注文住宅の間取り、3つ目の失敗例は広さに関するものだ。空間に気を配った間取りにしないと、快適な生活を送れなくなってしまう。一般的に、一人が通るためには50cm、二人がすれ違うためには90cmの幅が必要である。家具を置くスペースはもちろん、家具を置いた後の生活動線まで考えて、間取りを決めるようにしたい。またベランダやバルコニーの奥行きにも注意しよう。ベランダなどの奥行きを、洗濯物を干せるギリギリの広さにすると、風の強い日に洗濯物が壁に当たってしまう恐れがある。洗濯物をどこに干すか?干している時に動線を確保できるか?風が強くても壁に当たらないか?ベランダやバルコニーの間取りは、奥行きにまで注意を払おう。注文住宅の間取りは、広さ・スペースにも気をつける必要がある。

快適な生活をイメージして間取りを考えよう

自由に間取りを決められる注文住宅だからこそ、思わぬ落とし穴が潜んでいる。注文住宅の間取りに失敗しないポイントは、家具などを間取り図案に書き込んで考えることだ。家具の大きさや空間の広さについて間取り図案に細かく書き込めば、将来の生活を具体的にイメージできる。快適な生活を送っている未来をイメージして、楽しみながら間取りを考えよう。