バリ島で最もハイエンドなデイクラブ「オムニア・デイクラブ・バリ」から知る現代のクラブデザイン
南の楽園、インドネシア・バリ島。数々の美しいビーチが広がるこの島には、サーフィンなどのマリンアクティビティに加え、音楽と熱気で盛り上がるビーチクラブが充実している。中でも今「最もハイエンドなスポット」として評価を集めるのがデイクラブ「オムニア・デイクラブ・バリ」だ。
クラブ業界で名高い「Hakkasan Group」 が運営
世界中で飲食・エンターテイメント・ホテル業を手掛けるイギリスの企業「Hakkasan Group (ハッカサングループ)」。彼らが運営するOMNIA Dayclub Bali (オムニア・デイクラブ・バリ)は、ラスベガスについで2店舗目のクラブだ。2018年のオープニングイベントでは、マシュメロやマーティン・ギャリックスが登場がしたことでも話題を集めた。
大人のための落ち着いたビーチクラブ空間
バリには様々なビーチクラブが存在するが、オムニア・デイクラブ・バリは他店に比べて「空間づくり」が特徴的だ。バリ島の中でも程よく人混みから離れた南端・オムニア地区の崖の上に造られ、「21 歳以上限定」「19:00 にはクローズ」という徹底した入場規定を行っている。その背景には、大人達がゆったりと音楽とともに余暇を楽しむイメージが込められているように感じる。
海岸へせり出した設計でインド洋大パノラマで望む
オムニア・デイクラブ・バリでメインスポットとも言えるのが、巨大なインフィニティ・プールとテラス。ここは、海岸から切れ目なく続くインド洋の絶景が目の前に180度以上広がる。まるで「宙に浮いているよう」に錯覚してしまう設計からは、俯瞰で感じる海の魅力を堪能でき、これぞ大人の贅沢。ビーチサイドでは感じられない時間があるだろう。
まるで巨大なアートのようなテラス空間
外に設けられたプールサイドで一際目立つのは、象徴的なスクエア型の空間。中に入ると、ゆったりとしたソファーが緩やかに並ぶ。ルーバーをデザイン的に並べた壁面から、透き通る海の鮮やかなカラーが美しい。程よい陰と隙間風は、まるで木陰で寝そべっているかのような感覚を持たせる。
高級和食レストラン「Sake no hana 酒の花」が併設
室内に設けられたメインダイニングは、ロンドンにも店を構える高級日本料理店「sake no hana 酒の花」が併設されている。まさに「大人が嗜む高級和食店」のラグジュアリーな雰囲気。クラブの独特なコンセプトにも丁寧にマッチしており、来場する人々のニーズを掴んでいる。
オムニア・デイクラブ・バリが魅せる、大人のバカンスの形。南国のクラブといえば、スペインのイビザ島のような花火と熱気、ギラギラにパーティーをする状況を連想される中で、その概念を一度払拭し、新しい形を提案しているのがオムニア・デイクラブ・バリだろう。そこには、徹底したロケーション・デザイン・制限規定から「大人リゾート」を打ち出し、空間の本質がある。
OMNIA Dayclub Bali – オムニア・デイクラブ・バリ
電話:+62 361 8482150
URL:https://omniaclubs.com/bali/
住所:Jl. Belimbing Sari, Pecatu, Kec. Kuta Sel., Kabupaten Badung, Bali 80364 インドネシア