「インテリアは多用できるものを」整理収納コンサルタント・瀧本真奈美が語る整理収納術。
毎週月曜日に立山律子がお送りする福岡のラジオ放送CROSS FM「DAY+」。「#casa(ハッシュカーサ)」の枠に今回ゲストとしてお越しいただいたのは、整理収納コンサルタントの瀧本真奈美(たきもとまなみ)さんです。インテリアや収納術についてお話を伺いました。
整理収納コンサルタント / 瀧本真奈美
1970年愛媛生まれ。「女性が笑顔でいられるために」をモットーに、整理収納コンサルタント・暮らしコーディネーターとしてさまざまな角度から暮らしに便利な情報を提案している。インテリア誌他などの掲載は120冊を超え、SNSの総フォロワー数は17万人を超える。NHKあさイチなど、TVにも多数出演している。
暮らしの中で大切にされているデザインは?
日々生活をこなしていく中で知らず知らずのうちに溜まっていってしまうストレス。瀧本さんは、そんな日常のさまざまなストレスから解放されるような、女性が安らげる癒しの空間作りを心がけていると言います。瀧本さん自身も、東京などにある数々のおしゃれ空間よりも、一番気持ちがほっとするご自宅が好きなのだとか。
片付けが苦手な人はどうしたらいい?
片付けのコツはいくつかあるそうですが、「自分にとって必要なものとそうでないものを明確にすること」が一つ。大切なものを残し、使わないものを手放す。暮らしを新陳代謝させることが余分なものを減らし、空間をスッキリさせることに繋がるのだとか。
二つ目は、「快適な暮らしをしたいという願いを持ち続けること」。そして三つ目は「諦めないこと」だと言います。忙しい日常の中では三つ目の「諦めないこと」がとくに難しく、一気に心が折れてしまわないためにも、ダイエットと同じように毎日コツコツ取り組むことが大事だそうです。
インテリアは多用できるものを選ぶのがコツ
暮らしの中でどうしても空間面積をとってしまうのが、ベッドやタンスなどの大型家具。理想的な癒し空間や居心地のいい住まいを実現するためには、どういった物を選んでいけばよいのでしょうか?
瀧本さん曰くそのコツは、多用できる物を選ぶのが良いのだとか。たとえば収納家具であれば寝室のみでしか使えないなどの限定的なものではなく、「一生モノ」という概念を持たないようにしているそう。好みも変わるため価格にはこだわらず、その時々で使いやすい物を選ぶようにしていると言います。
子育てと片付けを繋げる活動を始めたきっかけは?
今ではSNSやインターネットで検索すればすぐに収納術や賢い暮らしのヒントが得られますが、昔は収納術などを誰かに教わったり、情報が当たり前のようにある時代ではなく自力で頑張らなければいけないのがつらかったのだそう。しかし今の子供たちは小さい頃から「片付けはやるもの」という時代に生まれてきている。そんな現代だからこそ、自分が苦しんだ経験を活かして子供たちが将来苦しまないために活動をしているそうです。
好きなインテリアはシンプル
「好みはその時によって変わる」と印象的なお話をしてくださった瀧本さんですが、以前はDIYにものめり込み、ピカピカなお部屋をどうやってアンティークカフェのような空間にできるか試行錯誤した経験もあるのだそう。錆加工を施そうとしたり、落ち着いたおしゃれな雰囲気にとにかく憧れたのだとか。
しかし今は逆で、好きなインテリアはシンプル。自宅も10年経っていることから、古く見せるというよりは新しく綺麗に見せたいという願望が強く、DIY熱も少し落ち着いてきたと言います。
瀧本さんにとって人生とは
テレビや雑誌、SNSなど数々のメディアで引っ張りだこな瀧本さん。整理収納コンサルタントとしてだけでなく、子育て×収納など幅広く活躍されています。そんな瀧本さんにとって、「ライフイズ◯◯」の空欄にはどんな言葉が入るのでしょうか。
答えを用意するまでに悩んだそうですが、やはり「ライフ・イズ・シンプル」だと答えてくださいました。暮らしと一緒で人生も自ら複雑にすることなく、今はシンプルさを大切にしていきたいそうです。
毎週様々なジャンルのスペシャリストが登場するラジオ版の「#casa(ハッシュカーサ)」。聴き逃した方はRadiotalkでもお楽しみ頂けます。