建築家が手がけた二世帯でもライブラリー・オーナーズルームで趣味を楽しむ「時の移ろいと彩りを楽しむ住まい」

前編:建築家が手がけた二世帯が過ごしやすい工夫が盛りだくさん「時の移ろいと彩りを楽しむ住まい」

最近増加している二世帯住宅。二つの家族が暮らすとなると、お互いのプライバシーや距離感、導線を意識した家づくりが大切です。今回は建築家が手がけた、「時の移ろいと彩りを楽しむ住まい」を意識した住宅をご紹介。前編では1階をメインにご紹介しましたが、この後編ではキッチンやライブラリーといった1階の残りのスペースのほか、2階についてご紹介します。

キッチン・家事室からドッグスペースへ

カウンターキッチンに立てば、ダイニングの様子を見ながら調理が可能。ゆるやかに周りのスペースと繋がっており、程よい距離感で接することができます。

キッチンと脱衣室の間には家事室を設け、二つの空間を直結。家事動線が良くなる配置に工夫されています。

その奥にはドックスペースが設けられており、扉を開ければ中庭と外干しスペースへの移動も楽々。シンプルながらも、無駄のない動きを実現できる機能的な空間づくりになっているんです。

趣味を楽しめるライブラリー空間をどう使う?

1階に設けられたこちらは、好きに趣味を楽しめるライブラリー空間。窓際には窓際の造作ベンチが設けられており、ここでコーヒー片手に読書をするなんて過ごした方も素敵ですね。

今回の家づくりに当たってどのような思い入れがあるかも聞いており、今回の建築家は、奥様のピアノへの想いを読み取りつつ、お子様の感性を育んでいきたい、という意思を感じたとのこと。

かなり生活に近い位置にあるということと、ピアノをお子様に教えている様子を想像しながら、生活のワンシーンとして溶け込みつつ、少しだけ特別感を演出するためにこの場所をステージに見立てたそう。1段分ステップを設けたシチュエーションにすることで、印象的な設えになっています。

バルコニーでは天体観測も楽しめそう

階段を上がると、バルコニーがお出迎え。天井部分が空いているので、夜空を眺めながら晩酌をしたり天体観測も楽しめたりできちゃいます。おうちにいながらリラックスして疲れを癒せる、特別な空間です。

特別感のある、完全防音・暗闇のオーナーズルーム

趣味を楽しめるライブラリーを抜け、階段を上がった先にはオーナーズルームが入っています。趣味の音楽や読書、映画を楽しめるよう完全防音、暗闇に設計されているお部屋で、趣味に没頭するのはもちろん、集中して仕事をしたいときにもぴったり。天井高を確保するため、階段の途中で部屋に入る中2階の位置に配置し、屋根の高さは揃えています。

機能的で使いやすい子供部屋&主寝室

建築家が提案する「ゴールデン4畳半」。造作のカウンターデスクとオープンクローゼットが備わっていることで、後で揃えるのはベッドのみと準備も少しは楽になるかもしれません。必要十分な広さと機能的なつくりに仕上がっており、収納スペースもたっぷりです。

主寝室は広めにデザイン。ウォークインクローゼットを入り口側に配置することで、少しでもリビングから距離を取ることができよう、配慮しているといいます。就寝スペースからある程度離れることで、意識的にも落ち着いて休むことができますね。

いかがでしたでしょうか?

実際の住宅に暮らすご家族によると、生活空間自体をとても心地よく、かつ流れる音楽のように過ごしているとのこと。これから先長く暮らしていくことで、さらに使い勝手の良さや快適さを感じられると思います。二世帯住宅を考えている方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。