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TINY HOUSE FESTIVAL 2019 – 場所に縛られず、趣味と交流を楽しむ空間

2020年、世界中から大いに注目される東京を舞台に「東京ビエンナーレ2020」が開催されます。それに先立ち、東京ビエンナーレプレイベントとして、それぞれテーマを持ったタイニーハウス、モバイルハウスの展示およびトークイベント「TINY HOUSE FESTIVAL 2019」が2019年11月に南池袋公園で開催されました。

とはいえタイニーハウスと聞いてもパッと想像できる人もまだ少ないのではないでしょうか?タイニーハウスには明確な定義はないものの、概ね延べ床面積20m2以内、本体価格1,000万円以下程度のものとされています。お金や時間に縛られない自由な暮らしとしてアメリカを中心にムーブメントとなり、店舗や離れとしての使用など、ユーザーのライフスタイルに合わせて様々な使い方ができる点から日本でも注目が集まっています。今回は大盛況のうちに閉幕した展示内容を3つのカテゴリにわけてお伝えします。

第2弾のこちらでは趣味を共有したり、交流を生んだりとコミュニティづくりに特化したタイニーハウスを中心にお伝えします。

移動式のサウナ?趣味が高じて実現した変わり種タイニーハウス

会場を入るとはじめに目に飛び込んだこちらの小屋は通称「サウナトラック」。

漫画をきっかけにサウナの魅力を知った発案者である斎藤さんが、

「自分もアウトドアサウナでととのいたい!」
「日本中どこにでも気軽に移動ができて、みんなで楽しめるサウナがあったら良いのに!」

といった思いを実現すべくスタートしたプロジェクトです。

※「ととのう」とは、サウナ→水風呂→休憩のサイクルを繰り返すことで「サウナトランス」という深いリラックス状態に入ること。中毒的な快感があり病みつきになる人が増加中。

手がけたのはタイニーハウスのプロ集団

斎藤さんとコラボしたのは様々なモバイルハウスを世に送り出しているアーティスト、SAMPO。彼らの豊富な実績と高い専門性によって、キャンピングカーみたいなモバイルサウナ「サウナトラック」が実現しました。

驚くほどまさに“サウナ”が広がる室内

外観は一見通常のトラックに見えるものの、中に入ってみるとまさに「サウナ」の空間が広がります。フェス会場や湖畔沿いや山奥のキャンプ場など、いつでもどこでも自分の好きな場所ででサウナを楽しめるサウナトラック。一人でも、大人数でも楽しめる、今後の展開が注目の1台でした。

開かれたデザインで交流を生み出す場づくりに

Handi House projectが手がけた、もともと宅急便の運送用だったバンを改造して作られたこちら。

ガラスも対応できる塗料を全体に塗ることで、商業用だった車も全く異なる印象となっています。

片側側面を大きくくり抜き、スライド可能なガラス窓を配することで、外へオープンな面を持たせ、交流が生まれやすいデザインとなっています。

外との繋がりづくりにも、趣味を楽しむ空間としても

当日はドリンクを販売されていましたが、壁面には断熱材が使用され、内装も整えられているので居心地も良く、カフェやちょっとしたワーキングスペースとしても活用できそう。働く場所を限定せずコミュニティを行く先々で生み出せる、移動可能なタイニーハウスだからこその強みを生かした1台でした。

 

場所や時間に縛られず空間をつくりだせるタイニーハウス。限られたスペースながらも人と人の交流を生み出すのに適したスタイルなのかもしれません。自分ひとりの趣味の場としてではなく、それらを共有することで可能性に縛られない、より豊かで人間らしい暮らしができるのではないでしょうか。

千春

横浜出身渋谷区在住のミレニアル世代の一人っ子。母方は佐渡島の系譜。趣味は料理とはしご酒。

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建売でも注文住宅でもないもうひとつの可能性 casa シリーズ。

機能、デザイン、コスト削減などを徹底して追求した、

完成度の高い住宅。