マイホームにおける間取りはライフスタイルの変化を見越して決めることが重要!
マイホームは自分だけではなく、子や孫の代まで住み続ける終の棲家である。だからこそ妥協せず、こだわりを持って建てたい。家族全員がいつまでも快適に暮らすには自分本位で考えるのではなく、長期的な視野で家づくりを検討することが何よりも重要なポイントだ。理想のマイホームにするためにも、ライフスタイルの変化に伴う住み心地の良し悪しについて学ぼう。
マイホームは家族それぞれのライフスタイルに適した作りが理想的
マイホームは単なる住居ではなく、家族の憩いの場でもある。そのため、住宅設備は居住性を良好に保つ物でなければならない。設備の性能は年月の経過とともに低下するので、定期的に点検や交換を行う必要がある。しかし、設備以上にマイホームの間取りにも注意することが大切だ。設備は傷んだら直したり交換すれば良いが、間取りは気に入らないからといって簡単に変えることはできない。間取りを変えるにはリフォーム工事を行うことになるが、時間もお金もかかってしまうので現実的な対処法とは言えないのだ。家づくりは家族全員が快適に暮らせることを第一に考える必要がある。それぞれのライフスタイルを考慮し、最適な間取りにすることが理想のマイホームの条件と言える。
時代と共に変わるライフスタイルを考慮して家づくりに取り組む
古い住宅の間取りに違和感を覚えるのは、現代のライフスタイルとのズレが生じているためである。自分が作ったマイホームの間取りも時代の流れと共に変わるライフスタイルと合致しなくなり、古臭く不便な代物と思われるかもしれない。未来について正確に予測するのは不可能だが、汎用性に富んだ間取りにすることは難しくはない。ライフスタイルが大きく変わっているであろう、子や孫の世代に至るまで快適に暮らすには個性よりも機能性、汎用性を重視した作りにすることが重要である。
住宅設備の入れ替えは間取りを考慮して判断する
住宅設備は電気やガス、水道などのインフラ設備が主だが、これらも時代の流れによるライフスタイルの変化に影響される。場合によっては大掛かりな入れ替え工事を行うことになるが、マイホームの間取りに合わせて設備の種類を決めるのが気持ち良く暮らすためのコツである。リフォーム工事で間取りを変える方法もあるが、家族の思い出の場でもあるマイホームの構造を変えてしまうことに抵抗を感じる人も少なくない。家族の憩いの場であるマイホームはその雰囲気を保つことが重要なので、できるだけ家の構造を保ったまま設備を入れ替えるようにするのが長く住むための心得だ。
長い目で見て家づくりに取り組むのが家長の責任
家族全員が仲良く暮らせるマイホームを持つのは家長の目標であると共に責任でもある。それぞれのライフスタイルを尊重しつつも、一家団欒の場になるマイホームにすることが大切だ。また、その場限りの住み心地を最優先にするのではなく、子や孫の世代まで長く住むことを踏まえて家づくりに取り組むのが理想のマイホームにするための条件と言える。