スタイリッシュな「casa cube(カーサ・キューブ)」の窓は天窓とスリット窓のみ!

暮らしをシンプルにすることが昨今の主流となっているが、家自体をシンプルにできるかどうかは難しい問題だ。「casa cube(カーサ・キューブ)」はスタイリッシュなだけでなく、防犯上や構造上でも優れた造りになっている。窓が少ない家というのは暗くて狭苦しいのではないかと心配になるかもしれないが、その必要はまったくない。スリット窓と天窓のみで、素晴らしい暮らしを実現できることを実感してほしい。

ファサードに窓がない住宅

人が家で重きを置くのはどこだろう。代表的なのはキッチンやバスルーム、窓を大きく取った明るいリビングなどではないだろうか。それを大きく覆したのがcasa cubeの家だ。家の正面には玄関ドアがあるだけ、採光を取るガラスは何処にもない。キューブ型住宅のパイオニアであるcasa cube は2007年に登場した。家は四角く素朴と言えるくらいに装飾を剝ぎ落とし、見えるのは壁と玄関ドアしかない。窓は側面に1階から2階へと細長く伸びたスリット窓と天窓のみという造りをしている。それが家のアクセントであり、光で部屋を満たしてくれる唯一の部分だ。窓がスリット窓と天窓だけと聞いた時には暗いのではないかと不安になりそうだが、そんな心配はまったくないことをcasa cube は証明してみせたのだ。

スリット窓の利点

60.1%の泥棒は窓ガラスを割って家に侵入するという調査報告がある。その為に防犯ガラスを入れるのだが、それは建築費用を押し上げて他の希望を諦めなければならない。casa cubeではスリット窓を採用し、泥棒の侵入リスクを減らした。スリット窓は幅12.2cmしかないので、人が入ることは不可能だ。これで人が出入り出来るのは玄関ドアのみとなり、ここをしっかりと施錠すれば安心して暮らしていけることになる。また、窓が大きいと外から部屋の中が見えてしまうが、スリット窓であれば人目を気にすることなくプライバシーを保つことが可能だ。そして、ガラス窓では暖房や冷房が逃げてしまうが、ガラス面が少ない窓では分熱効率が良くなり電気代の節約にもなる。

明るい天窓

casa cubeでは天窓を標準装備としている。この天窓は通常のものより3倍の採光を確保出来るほか、遮熱断熱ガラスなので天窓に降り注ぐ熱を71%も跳ね返してしまう。冬も同様に部屋の暖かさを失わずに、明るさを保つことが出来るのだ。さらに強化ガラスなので台風の時期など飛来物があっても割れる事はない。標準タイプは窓を開けることは出来ないが、オプションで電動開閉タイプに変更することも可能となっている。

住んでみたいと思わせる家

街を歩いていて、住んでみたいと思える家は中々ないかもしれない。しかし、casa cubeは人に好奇心を与えてくれる雰囲気を持っている。正面ドアからして現代美術館の入り口のようで家の中が見えない分、想像力を掻き立ててくれる。どこにもなく、どれとも違う四角い家のデザインはシンプルだが、暮らしはベスト以上のものを与えてくれそうだ。