チームラボがGINZA SIXの屋上庭園をインタラクティブな光のデジタルアート空間に変える「呼応する木々」

チームラボは、GINZA SIXの屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」で、2018年8月1日(水)〜9月2日(日)までの期間に「呼応する木々」を展示。屋上庭園を光と音とデジタルテクノロジーにより、人々の存在によって変化するデジタルアート空間に変える。

自然が自然のままアートになる – Digitized Nature

チームラボは、非物質的であるデジタルアートによって「自然が自然のままアートになる」という「Digitized Nature」というアートプロジェクトを行なっている。

周辺を知覚することやネットワークといったデジタルテクノロジーも、光や音なども、非物質なマテリアルである。そのような非物質なマテリアル、つまりデジタルテクノロジーは、自然を破壊することなく、生きたまま自然をアートにすることができる。

自然そのものが自然のままアートになる。

そして、自然が長い時間をかけて作ったその造形そのものを使うことで、人間が普段知覚できない、長い長い時間を感じることができるのではないかと考えている。

詳細: https://www.teamlab.art/jp/concept/digitizednature/

呼応する木々 / Resonating Trees

今回GINZA SIXの屋上庭園「GINZA SIX ガーデン」で展示される「呼応する木々 / Resonating Trees」もまさに「呼応する木々 / Resonating Trees」の系譜だろう。チームラボが考える自然とデジタルが融合したアートが新しい感覚を教えてくれる。

屋上庭園の木々がライトアップされ光り輝く。木々の光は、それぞれ自律しており、ゆっくりと呼吸するかのように強く輝いたり消えたりしている。

木々の光は、鑑賞者が近くを通ると、光の色を変化させ色特有の音色を響かせる。そして、その木の光は、両隣の木に伝播させていく。伝播された木の光は、同じように音色を響かせながら、次々に隣の木に伝播させ、連続していく。

屋上庭園の向こうの方から光が押し寄せてくれば、向こうの方に人がいることを意味する。人々はきっと、同じ空間にいる他の人々の存在を普段より意識するだろう。

teamLab, 2014, Interactive Digitized Nature, Sound: Hideaki Takahashi

作品: https://www.teamlab.art/jp/w/resonatingtrees

チームラボ: 呼応する木々 in GINZA SIX GARDEN

会期: 2018年8月1日(水) – 9月2日(日)
会場: GINZA SIX屋上「GINZA SIX ガーデン」(東京都中央区銀座6-10-1)
時間: 日没 – 23:00
休館日: 8月27日(月)※屋上庭園の展示は休館日も実施致します
入場料: 無料
主催: GINZA SIX
URL : https://www.teamlab.art/jp/e/ginzasixgarden

 

東京・銀座に昨年オープンして以来、未だに話題の絶えないGINZA SIXで行われるチームラボの展示ということで非常に興味深い。先日豊洲にオープンした「チームラボプラネッツTOKYO」と合わせて是非とも体験したいデジタルアート空間だ。