ラフにかっこいいライフスタイルを送りたい人のための住宅「casa rozzo(カーサ・ロッツォ)」
住む人によって、壁の色も、飾るインテリアも、ライフスタイルも変わる。海辺で波の音を聞きながらビーチライフを楽しみたい人もいれば、都心の中でシンプルな生活をしたい人もいるだろう。
家の主役は「人」。そんな住む人”らしさ”を主役とした「casa rozzo」は、ラフさを感じさせつつ、自らのスタイルも確立させる画期的な住宅だ。
最大の特徴はバリエーション
「casa rozzo」の最大の特徴は、「バリエーションを選べる」ということだ。間取りや住宅サイズに加え、内装のデザイン・テイストを5つのパターンから選ぶことができる。
新居でありながらも、内装にある程度の方向性を見せてくれるという画期的なスタイルが話題を呼んでいるそうだ。
”自分らしさ”を取り込めるラフ感を演出
内装プロデュースを手がけたのは、古材(築50年以上の民家から取り出された木材)のスペシャリストとしても知られる、「ファクトリー・ツール」代表取締役の植松和典さん(写真左)。「casa rozzo」では新しい素材を使いつつも、”自分らしさ”を取り込めるラフ感を演出することを重視したという。
「シンプルな空間の質を高めるのは素材づかい」と考えている植松さんには、藁を圧縮した面白い板材を使用するなどのこだわりが。「casa rozzo」のデザインはシンプルだからこそ、「素材がより活きてくるだろう」というイメージを持っており、そういうデザインが今の時代は強く求められているようである。
目指したのは「シンプルな空間」
住む人”らしさ”を家に宿すために、目指したのは「シンプルな空間」。植松さんの今までの仕事では「できるだけアンティーク感のある物を」と密度の濃い空間を求められる事が多かったため、「casa rozzo」で一番苦労したのも、その「シンプルさ」を心がけることだったそうだ。
どこまでを濃い空間にして、どこまでしないとか。シンプルさを際立たせるための見せ方を工夫したという。
シンプルだからこそ、そこに住む人はお気に入りのポスターを貼ったり、好きなインテリアを揃えたりして、”らしさ”を加えられるのである。
デザインのアクセントとなるカラー
そして「casa rozzo」のもう一つの特徴が、デザインのアクセントになるイメージ・カラーがあるところ。差し色として、吹き抜けの壁やラグなどに使われている。
企画担当者の片桐尚枝さん(写真)によると、「収納扉の裏のところにアクセントカラーが入っていたりもする」するとのこと。デザインはシンプルながらも、アクセントとなるカラーがあることで、アイテムも選びやすくなることだろう。
ラフにかっこいいライフスタイルを送るなら、豊富なバリエーションや素材感にこだわり、シンプルさの中にもアクセントを取り入れた「casa rozzo」。主役である住む人”らしさ”が加わって初めて、この家が完成するのだろう。