「安心に包まれて、暮らしを楽しんでいます」高知県のニュータウンに建つcasa cube(カーサ・キューブ)

深いブルーの水をたたえた仁淀川に向かって、山あいの、くねくねとした街道を抜けると高台に広がる住宅街。ここは高知県・いの町の天王ニュータウン。この街に建つ、グレーの「casa cube(カーサ・キューブ)」におじゃまして、「casa cube」での暮らしと、その魅力についてうかがってきました。

いちばんの決め手は安心と安全

見晴らしのいい高台の住宅地のなかでも、その凛とした佇まいがひときわ目をひく、グレーの「casa cube」。この家に住むのは、ご夫婦と可愛らしい姉妹の4人で暮らす山中家。

玄関のすぐ横には、ミニトマトやとうもろこし、ブルーベリーなどが植えられた素敵な家庭菜園があり、庭に面して貼り出した大きなウッドデッキで、舞子ちゃん(4歳)と美波(1歳)ちゃんの姉妹がじゃれあっている姿がなんともほほえましい。

2015年の11月にこのcasa cubeに入居したという山中ファミリーだが、じつは奥さまの玲子さんは、もともと「casa amare」に憧れていたという。

「最初は、いかにも『家!』っていう雰囲気の、和建築のほうがよかったんです。ただ、土地の条件などを考えたときに、住宅地の中で建てるんだったらcasa cubeのほうがいいんじゃないかと。でも、いちばんの決め手は『安心と安全』でした」

中に入ってみたらすごく明るくて

仕事柄、家にいないことも多いというご主人。自分が不在のときでも、まだ小さなふたりの娘たちと奥さまが、安心して過ごせる家。ご主人はそのことを重視したのだという。

「それで、実際にモデルハウスを見に行ったのですが、まず、外観と家の中とのギャップに驚いて。窓がなくて家の中はどういうふうになってるんだろうと思っていたのですが、中に入ってみたらすごく明るくて、開放感があって、家全体が広く感じられました。いい意味で裏切られたましたね(笑)」

実際に暮らしてみて、奥さまはその安全性を実感しているという。

「とにかく安心感があります。主人が不在で娘たちと3人でいるときも、玄関や勝手口を施錠しておけば大丈夫、というのは本当に心強いです。スリット窓を開け放っていても、人は入ってこれないですから。しかも、スリット窓を開けておくと風がほどよく抜けて、気持ちいいんです」

暮らし方が広がっていく

山中家の「casa cube」の階段には、ふたりのお嬢さんたちの写真がたくさん貼られている。そして階段下には、かわいいイラストのシールがアクセントのシンプルな収納BOX。ちなみに、このイラストは奥さまが描かれたもので、「したぎ」「ぱじゃま」など、どこになにがしまってあるのかが一目瞭然だ。

「写真は主人が好きで、自分で撮ってこうして飾ってます。わたしは、もともとなるべくシンプルに暮らしたいと思っていて、そういう意味ではcasa cubeのデザインそのものがシンプルだし、時代にとらわれないのがいいなっていうのがありました。それに、シンプルだからこそ、住んでいるうちに『ああしたい』『こうしたい』と暮らし方が広がっていくのだと思います。だから、住んでいてほんとうに楽しいです」