合理的な造りが様々な価値を生む、今注目を集める平屋の5つのメリット。
近頃「平屋を建てたい」という方が増え始めてきている。
都心など広い土地が確保できない地域は難しいが、地方都市などの十分な土地が確保できる方にとって、平屋はとても魅力があるように思う。
二階がないということは階段などの高低差がなくバリアフリーの部分が多く、年齢に関係なく、これからの人生を考えて、平屋に魅力を感じる方が増えてきているようだ。
実は平屋のメリットはこれだけではない。
今、新たに注目が集まる「平屋」のメリットについてまとめてみた。
ひとつの空間で繋がっているので移動がしやすい。
当然といえば当然だが、実際に室内を移動してみると移動がしやすい。
そこに暮らす人の移動だけでなく、物も移動させやすいので掃除がしやすい。
階段を掃除機を持って上り下りするのは、重さもあり手間もかかる。
高低差の少ない平屋ならそんな心配はない。
空気の循環がさせやすく風通しがいい。
2階がある家では、1階と2階で空気の循環がされづらいことがあるが1階だけで完結する平屋なら、窓を開けると風が家全体にいきわたる。
それぞれの部屋のドアを開ければ、風を循環させることもでき部屋だけではなく、家全体に爽快な風を行き渡らせることができる。
家族のコミュニケーションが円滑になる。
ワンフロアーなので、家で孤立する場所がなく、家族が自然とリビングに集まりやすくなる。
小さなお子様も様子がいる家庭では、目が届きやすく、高低差がない分その分安心。
子育てにも適している。
デッドスペースが少なく、空間を有効活用できる。
階段がないのでその分間取りをコンパクトにしたり、収納を増やすことができる。
家族構成や暮らし方によっては、2階を将来使わなくなる可能性もあるため、ムダなスペースを作らずにすむことになる。
構造的に安定性があり安心。
高さが低いため、2階建てに比べて構造的に強く、建物自体に安定性があり台風や地震などの自然災害にも安心できる。
また、外壁などのメンテナンス時に足場が必要ないので2階建てに比べて安く済み、短い梯子で簡単に屋根に上がることができる。
こうして考えると、平屋は、家事・コミュニケーション・安全性・室内環境・省スペース・コスト削減、すべての面においてメリットのある、合理的なつくりと言える。
そして、小さいお子さんから、高齢の方まで、年齢・年月を問わず安心して生活できるということは、長く住まう住宅として最大のメリットとと呼べるだろう。「平屋」はこれからも注目の住宅と言えそうだ。