応募総数120作品の中から「bud brand(バッド・ブランド)」としてミラノデザインウィークに出展する10作品が決定!
世界最大級のデザイン&アートの祭典「Milano Design Week 2026(ミラノデザインウィーク2026)」に、日本の次世代クリエイターたちの作品が再び並びます。一般社団法人 日本DESIGN BANK(東京都渋谷区)が主導するプロジェクト「bud brand(バッド・ブランド)」が、今年もミラノのトルトーナ地区・tortona rocksエリアにて単独出展を行うことが発表されました。2026年4月21日から26日にかけての開催に向け、全国から集まった120作品の中から厳選された10作品が出展作として決定しています。
10年を超えて続く、日本の若きクリエイターたちの挑戦

bud brandは、35歳以下の学生やデザイナーを対象に、次世代クリエイターが世界へ向けて自らの表現を発信するためのプロジェクトとして2016年にスタートしました。以来、毎年ミラノデザインウィークへの出展を継続し、昨年2025年には節目となる10周年を迎えました。その翌年となる2026年も、変わらぬ姿勢でトルトーナ地区からのメッセージを世界に届けます。

若いクリエイターにとって、ミラノデザインウィークへの出展は、単なる発表の場にとどまりません。世界中からデザイン関係者やアート愛好家が集まるこの祭典に作品を送り込むことは、自分のデザインが国際的な視野でどのように受け取られるかを知る、貴重な経験です。bud brandはその機会を、若きつくり手たちに手渡し続けています。
今年のテーマは「吊る × 暮らしのアイテム」

bud brand AWARD 2026のテーマは、「吊る × 暮らしのアイテム」です。
ふと視線を上げたとき、そこにあるプロダクト。天井から吊られたライトや風鈴、ハンギングプランターなど、「吊る」という行為は日本の暮らしに古くから息づいてきたしつらいのかたちです。今回のテーマは、そのような「上」にまつわるポジティブな感覚にフォーカスしています。
「上を向いて歩こう」「右肩上がり」「気分上々」——ポジティブな言葉には「上」「↑」「高み」という表現が多く宿っています。bud brand AWARD 2026では、生活の中で「吊る」ことによって生まれる新たな体験や感情の変化、暮らしの豊かさを生み出すプロダクトデザインが公募されました。使う人の気持ちを整えたり、空間に安らぎをもたらしたり、日常をより便利にしたりする——そんな、ふだんの暮らしに静かに寄り添うデザインへの期待が込められたテーマです。
120作品の応募から選ばれた、10の表現

今年の「bud brand AWARD 2026」には、全国の学生・デザイナーから総計120作品もの応募が集まりました。その中から厳正な審査を経て選ばれた10作品が、ミラノの地で世界に向けて発信されます。出展される作品には、準グランプリ作品・奨励賞作品・入選作品が含まれており、それぞれの表現が会場を彩ります。
「吊る」という日常に潜むシンプルな動作の中に、どれだけ豊かな発想が宿るか。選ばれた10作品は、そのテーマへの多様な解釈と応答を示しています。
出展会場はミラノきっての人気エリア、トルトーナ地区

bud brandが出展するのは、ミラノデザインウィークの中でも特に注目度の高いトルトーナ地区です。メイン会場に次ぐ来場者数を誇るSuperstudioをはじめ、有力な会場が集積するこのエリアは、企業・個人を問わず多くのクリエイターが腕を競う舞台となっています。
今年の出展会場はVia Tortona 5。tortona rocksというエリアの一角で、プロダクトやアートなどさまざまな展示が同時に行われる、熱気あふれる空間の中に、日本の若いつくり手たちの作品が登場します。
開場スケジュールは以下のとおりです。
4月20日(月) 11:00〜19:00(プレス限定)
4月21日(火)〜26日(日) 10:00〜20:00
日本の技術が、空間を彩る

会場の演出にも注目です。今年もanonimo designの協力のもと、「吊るす」というテーマを空間そのものに体現するような装飾が施されます。藤の花をイメージしたストリングスカーテンが会場を優雅に彩り、訪れる人々を日本ならではの美意識の世界へと誘います。
視覚だけでなく、空間全体の空気感でテーマを体感できる展示構成は、ミラノを訪れる世界中の人々に、日本の感性と技術を伝える大切な場となることでしょう。
同会場でのプライベート出展も見どころのひとつ

今年は、bud brandの出展作品に加え、同会場内にてプライベート・エキシビジョンも開催されます。参加するのは以下の3団体・企業です。
ナサ工業株式会社は「想いへ、挑む、ものづくり」を掲げ、各種金属加工から設計・デザイン、製品化まで社内でワンストップに対応するものづくり企業。お客様の「できたらいいな」を「できる」に変えるという姿勢で、日本の製造業の可能性を示します。
株式会社マルトクは、「木のある暮らしをもっと身近に」というコンセプトで、無垢材をはじめとする木材をより手にしやすい価格と仕組みで提供することに挑み続けている企業です。かつての日本人の暮らしに当たり前のようにあった「木」を、現代の生活に取り戻すための挑戦が続いています。
芝浦工業大学デザイン工学部 橋田研究室は、橋田紀子教授が2005年にデザインした「PAGES CHAIR」を出展。座面クッションは学生たちがリサイクル素材を活用して手作りしたもので、サステナブルな視点と教育現場の創造性が融合した作品です。
それぞれの出展が、bud brandの10作品とともに会場を豊かに構成し、来場者に多角的なインスピレーションを与えることでしょう。
世界の舞台で輝く、日本のデザインの未来
ミラノデザインウィークは毎年、世界中から何十万人もの来場者を集める、デザインの世界における最大の祭典のひとつです。その会場に、35歳以下の日本の若きクリエイターたちの作品が並ぶ——その事実は、日本のデザインの未来に対する大きな期待を感じさせます。
bud brandが10年以上にわたって積み重ねてきた出展の歴史は、単に「作品を海外で見せる」ことを超え、次の世代のデザイナーたちが世界を意識してものをつくる、その土壌を育んできた営みでもあります。
暮らしの中で「吊る」という行為から生まれた10の表現が、ミラノという舞台でどのような反響を呼ぶのか。日本DESIGN BANKの挑戦と、選ばれたクリエイターたちの夢が交差するミラノでの展示を、ぜひ注目してみてください。
イベント名:Milano Design Week 2026
出展プロジェクト:bud brand(バッド・ブランド)
URL:https://www.bud-brand.com/
会場:Via Tortona 5, Milano(tortona rocks内)
会期:2026年4月20日(月)〜26日(日)
主催:一般社団法人 日本DESIGN BANK