建築家・内山里江が手掛けた旅の記憶を刻むヴィラのような住まい「旅する暮らし」

建築家・内山里江による「旅する暮らし」は、旅先での感動や体験を住まいに取り入れることをコンセプトとした、ヴィラのようなゆったりとしたプランの住宅。住まい手が日々の暮らしの中で旅の記憶を感じられるよう、空間構成や建材、デザインに工夫が凝らされた住まいです。

旅の記憶を織り込んだ開放的な空間

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「旅の暮らし」は、クライアントの「楽しい旅の出来事を思い出すような暮らしがしたい」という希望をもとに設計されました。室内外の連続性を意識し、ヴィラのような開放感のある空間が特徴です。各所に自然が感じられるデザインが施され、リラックスしながらも新鮮な気持ちで日常を過ごせる設計となっています。建築は海外のリゾートホテルにある、ヴィラのような敷地にオープンとなった構成とされました。ゆったりとしたアプローチには穏やかな印象の低木の木々を配置。

外観には上質なタイルや、砂を塗り込んだ素材感でまとめることで、シンプルでありつつも上質感漂う佇まいを目指しています。

ホテルライクなインテリアデザイン

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室内は1階にプライベートルーム、2階にLDKを配置した構成に。白を基調にところどころにダークグレーやブラックを取り入れ空間を引き締めることで、重厚感のある雰囲気にまとめています。

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ベッドルームは高級感のあるカーペットフロアにまるでホテルのようなふんわりとしたベッドを配置。非日常な感覚を毎日味わえます。収納スペースも十分に確保され、生活感を抑えながら機能性を維持しています。

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広々とした2階キッチンダイニングは屋外のテラスと一体化するよう設計され、開放感あふれる空間を実現しています。

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また、旅先で出会ったデザインや素材がインテリアに取り入れられ、住まいの中に旅のエッセンスを感じられる工夫が随所に施されています。

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窓から差し込む光が白を基調としたインテリアによってやさしく広がり、クリーンな印象の空間になっています。

自然とつながるアウトサイドリビング

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ダイニングに隣接したテラスは、内と外をつなぐ重要な空間として機能しています。四季折々の風や光を感じながら、屋外での食事やくつろぎの時間を日常的に楽しむことができます。

趣味を楽しむパッティンググリーン

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住まいの一角には、ゴルフを楽しめるパッティンググリーンが設けられています。限られたスペースを活用しながらも、本格的な練習ができる設計となっており、日常の中で気軽に趣味を楽しむことができます。

日常に旅の感動を刻む住まい

「旅する暮らし」は、住まい手の旅の記憶や体験を日常に溶け込ませることを目的に設計された住宅です。内山の建築デザインにより、機能性と美しさ、そして遊び心が調和し、日々の暮らしの中で旅の楽しさが感じられる住空間が実現されています。