倉敷美観地区の伝統的建造物を再生した料理宿「撚る屋(よるや)」がオープン!

岡山県倉敷市、白壁となまこ壁のコントラストが美しい倉敷美観地区に、築110年を超える伝統的な建造物を再生した料理宿「撚る屋(よるや)」が、2024年11月14日にグランドオープン。この宿は単なる宿泊施設ではなく、地域の食文化や歴史、そして人々と深く繋がるための特別な場所として誕生しました。かつて呉服屋の別邸として、その後は旅館として地域に愛されてきた建物の歴史を継承しつつ、現代的な快適さを追求した空間で、特別な滞在体験を提供します。

倉敷美観地区に新たな食と文化の発信拠点的料理宿「撚る屋」がオープン

撚る屋(よるや)
築110年以上の伝統的建造物を改修した「撚る屋」外観

撚る屋の開業は、倉敷美観地区にとって単なる宿泊施設の増加以上の意味を持ちます。近年、観光客の多くが日帰り客であるという課題に対し、撚る屋は滞在型観光を促進する役割を担います。

撚る屋(よるや)
鳥瞰図

宿泊を通じて、倉敷の文化や歴史、食をじっくりと体験することで、観光客はより深く倉敷の魅力を理解し、地域への愛着を深めることができるでしょう。また、撚る屋は地域住民との交流拠点としての役割も期待されています。地域の食材を使った料理を提供することで、地元の生産者との繋がりを強化し、地域経済の活性化にも貢献します。

Bar YORUYA
幅広いジャンルのワインを楽しめる「Bar YORUYA」

さらに、ワインバー「Bar YORUYA」を併設し、宿泊者以外も利用できるようにすることで、地域住民と観光客の交流を促進し、新たなコミュニティの場を創造します。撚る屋は、倉敷美観地区の新たなランドマークとして、地域全体を盛り上げていく存在となるでしょう。

築110年以上の歴史を紡ぐ宿で食体験を通して地域の魅力を発信

撚る屋
16席を設けるダイニング

撚る屋のダイニングでは、「春夏秋冬」という四季の枠を超え、日本の繊細な季節の移ろいを肌で感じながら、その瞬間の最適な食材や調理方法を用いた日本料理が提供されます。江戸時代に干拓によって生まれ、水運を活かした物流の拠点として栄えた倉敷の歴史を背景に、瀬戸内の新鮮な魚介、岡山の豊かな土壌が育む野菜や和牛、近郊で育つ山の幸など、多種多様な食材を取り入れています。

撚る屋(よるや)
改修前・改修後のダイニングエリア

料理を通して、倉敷の歴史や文化、そして自然の恵みを五感で感じることができるでしょう。

伝統と現代の融合した料理宿で特別な滞在を

撚る屋(よるや)
「スイート」(計1室)

撚る屋には、スイート、ジュニアスイート、メゾネット、スタンダードと、様々なタイプの客室が用意されています。伝統的な建築様式を残しつつ、現代的な快適さを備えた客室は、特別な滞在を約束します。

撚る屋(よるや)
「ジュニアスイート」(計2室)

例えば、スイートには専用の東門や半露天風呂が備えられ、広々とした空間でゆったりとした時間を過ごすことができます。メゾネットタイプの客室は、漆喰や煉瓦を用いたデザインが特徴で、専用の坪庭を眺めながらくつろぐことができます。どの客室も、細部にまでこだわりが感じられ、快適な滞在をサポートします。

 

倉敷美観地区に誕生した料理宿「撚る屋」は、築110年以上の歴史を持つ建造物を再生し、地域の食と文化を発信する拠点として、新たな息吹を吹き込んでいます。伝統的な建築美と現代的な快適さが融合した空間で、特別な滞在体験を提供し、訪れる人々を魅了します。地元の食材をふんだんに使った料理は、倉敷の歴史や文化、そして自然の恵みを五感で感じさせてくれるでしょう。また、ワインバー「Bar YORUYA」では、岡山のワインをはじめ、国内外の厳選されたワインを楽しむことができ、地元の人々との交流も生まれます。「撚る屋」での滞在は、単なる宿泊ではなく、倉敷の魅力を深く体験する旅となるでしょう。歴史と文化に触れ、美食を堪能し、心身ともにリフレッシュできる、特別な時間をお過ごしください。倉敷美観地区を訪れる際には、ぜひ「撚る屋」で特別なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。