「地球に負荷をかけずに、快適な空間を目指す」眺望を望む家にみる、自然にも家族にも優しいこれからの住まいづくり

前編:「古さとともに味が出る家こそ愛着が湧く」大磯の海を見渡す高台に建つ眺望を望む家の経年変化の魅力

一生に一度のマイホームづくり。たくさんの事例やモデルルーム、プロの意見を参考に、後悔のない住まいを目指したいですよね。さまざまな専門家とともに数多くの住宅を提案する工務店を運営するオーナーと、信頼する建築家のコラボレーションによって実現した「眺望を望む家」は、高台の敷地による眺望を最大限に生かした贅沢な住まい。一面に並べられた大きな窓から差し込む光と四季折々の自然が心地よいLDKには、どんなこだわりがあるのでしょうか。

一面に広がる眺望を最大限取り込んだLDKスペース

1階のエントランスから螺旋階段を登るとたどり着くのは、一面の窓越しに広がる豊かな眺望を楽しめるLDK空間。

ファサードからこちらの2階までの動線上で敢えて視界を制限することで、LDKへの期待感と開放感のインパクトを強めています。

敷地が持つ眺望を最大限に生かすべく、LDKの天井高にもポイントがあります。天井を低く抑えるとより外に目線がいく特性を活かして、天井高はやや低めの1.9mに設定。外に向かって段々と広がるような傾斜となっています。

空間のトップにはハイサイドライトを設けており、開けることで1階から上階へと向けて心地の良い風が通り抜けます。

キッチンは壁付のI型にすることで、一直線上で作業ができる利便性に加え、空間を広々と活用。

キッチンカウンターからソファベンチ、テレビ台までを一体とすることで、リビングダイニングに面したオープンキッチンの存在感を中和し、空間にうまく溶け込ませています。

LDKに隣接する、眼前に広がる風景が開放感抜群のバルコニー。

屋根には外付けのブラインドを設置することで視線をコントロール。夏場の日差しが強い時期も風を感じながら心地よく過ごすことができます。

屋上に設けられたルーフバルコニーも風が通り抜ける心地の良い空間です。

これからの住まいづくりに欠かせない「パッシブデザイン」の視点

「眺望を望む家」は、デザイン性はもちろん、自然エネルギーを活用したパッシブデザインを取り入れているのもこだわりポイント。

設計を担当した建築家・菊池 佳晴さんはこう語ります。

「地球環境を考慮すると断熱性能や省エネルギーといった観点は重要なポイントだと考えています。地球にできるだけ負荷をかけずに、快適な空間を目指すということを目指しています。」

そこで採用されたのがドイツの超高性能の木製サッシ「UNILUX」。通常の2倍の断熱性能を持つため、従来の約半分の光熱費で過ごすことができ、地球環境にはもちろん家計にも優しく住まうことができます。

こうした高性能の建材によって省エネルギーで生活できることに加え、日射や通風に左右されずに、土地の地形を生かした自由なプランが可能になります。

優れた建築家と経験豊かな工務店のコラボレーション

また、施工スタイルにも省エネルギーを意識しながら、住宅性能を実現するより良い住まいづくりに向けたこだわりがあります。優れた建築家と経験豊かな工務店のコラボレーションによる結果です。

地球に優しく、心地よく住まう

豊かな眺望、そしてそれを最大限に生かすための空間デザインはもちろん、省エネルギーな暮らしを可能にする住宅性能も魅力の「眺望を望む家」。心地よさ、暮らしやすさを追求した、これからの住まいづくりのお手本のようなこだわりが詰まった住宅です。

後編:「家は気持ちを癒す空間」眺望を最大限に生かした贅沢な住まいの非日常感を感じさせるホテルライクな住空間