明るい空間で使いやすい間取りの「casa cube（カーサ・キューブ）」の四角い住宅

casa cube（カーサ・キューブ）は、名前の通り外観がキューブ状、立方体になっている住宅である。一般的な屋根付きの住宅とは異なり、奇をてらった住宅のように見えるが、立方体であることで、様々なメリットが生み出されている。では、casa cube（カーサ・キューブ）はどのようなコンセプトで考案され、具体的にどういった強みがあるのかを確認していこう。

余計なものを取り除いたシンプルな四角い住宅

casa cubeの住宅は、なるべく無駄が出ないようなコンセプトとなっている。立方体ということで、外郭だけでも高い耐久力があるため、柱を必要としない。そして、仕切りも可能な限り取り除いてあるので、開放的な空間を実現できる。リビング、ダイニング、キッチンの間を遮るものはなく、階段も吹き抜け仕様になっているため、圧迫感を覚えることはない。また、構造自体の耐久性が高いので、地震にも強いという特徴も併せ持っている。

職人の手で塗装される上品な外壁

casa cubeの最大の特徴と言えるのは、個性的な立方体上の外観であるが、その外観は、のっぺりとした見た目にならないように工夫されている。職人の手で塗装が施されていて、近くで見ると細かな凹凸があるのがわかる。その凹凸が、住宅の外観に温かみと品の良さを与えている。また、シンプルな形状である外壁には、パネルのジョイントがない。そのため、ジョイント部分から始まる劣化が少なく済む。したがって、メンテナンスをしなくとも、長期間きれいな状態を維持することができる。

白く美しい内装

casa cubeは、外観だけでなく、内装も白で仕上げてある。そして、立方体であることを活かして、天窓を採用してある。空から降り注ぐ日光を効率良く取り入れ、その光が内装の白によってしっかり反射するので、明るい室内を実現しやすい。また、白い内壁は、キャンバスとしても使用可能だ。絵画を飾っておしゃれな見た目にしたり、敢えて何も飾らず白の美しさを維持したりするなど、どのようなデザイン性にするのかは住人次第である。

自由度の高い2階の間取り

casa cubeは2階建て構造が基本であるが、2階部分は間取りが自由に設定仕様となっている。複数ある2階の個室は、夫婦の寝室や子ども部屋など、幅広い使い方ができる。ライフステージによって間取りを変えられるようになっているため、子供が巣立ったら、子ども部屋を別の用途で使うことも可能だ。また、スペースに余裕があれば、ソファーを置いてセカンドリビングにもできる。

シンプルゆえの低コスト

casa cubeの住宅は、可能な限り無駄を省いてある。そのため、建材の多くを工場で仕上げることができ、工事の期間が短く済む。さらに、特殊なサイズの建材を使用せず、すでに大量生産してあるものを活用できるよう、工夫されている。したがって、建材の加工費や人件費などを抑え、低コストが実現可能である。

シンプルかつ開放的な暮らしを実現

casa cube（カーサ・キューブ）は、外観と内装共に、余計なものを取り除いてある。そのため、シンプルな生活を実現できる。それでいて、立方体であることが窮屈さを生み出さないよう、天窓や仕切りのない間取りなど、工夫されている部分が数多くある。したがって、無駄のないシンプルさと、開放感を両立させたい人に合っている住宅と言えるだろう。