「casa basso(カーサ・バッソ)」は中と外の調和のために縁側や間取りが工夫された平屋

「casa basso(カーサ・バッソ)」は、長く住み続けることを考えた平屋の住宅である。長い時間が経過すると、暮らす人の生活スタイルも変わる可能性が高い。そのことを考えて幅広い生活に対応するために、様々な工夫が施されている。ここでは、そんな「casa basso(カーサ・バッソ)」の具体的なコンセプトや住宅としての強みなどを見ていこう。

casa bassoのコンセプト

casa bassoのコンセプトは、30年以上住み続けて周りの環境や家族構成などが変化したとしても、愛着を持って住み続けられることである。それと同時に住む人にとって、いつまでも新鮮さを失わないことも考えられている。そんなcasa bassoの平屋には防水性を高める工夫が施され、雨や結露などの影響を受けにくいという特徴がある。そのため、劣化するまでの期間が長くなり、メンテナンスの頻度も少なく済む。頻繁に大掛かりな手入れをすることなく、快適な生活を長期的に維持できる可能性が高いのは嬉しいポイントと言える。

内と外の調和を考えた軒先

casa bassoでは、家の中と外の繋がりが重視されている。庭と面した部分には大きな窓があり、縁側から簡単に行き来することができる。また、縁側と同じくらいまで伸びた深い軒も特徴的である。その軒は高い位置から入る夏場の日差しはしっかりと遮りながら、冬場の低い日差しは室内へと取り込めるように角度を考えてある。そうすることで、自然と室内の温度調整も可能になっている。特別なことをせずとも季節に合わせた温度に調整されるため、エアコンの稼働率が下がり光熱費削減に繋げられる可能性がある。

空間を重視したcasa bassoの間取り

casa bassoでは、室内の間取りでも家の中と外の繋がりが考えてある。室内は無駄な要素を可能な限り省き、視野が広くなるように設計されている。また、2階のことを考えずに済む平屋であるため天井を高くでき、空間自体が広い。それが大きな窓の先に広がる庭と合わさることで、開放感が実現できる。さらに、そんな広い空間は仕切りを使用していくつかの空間に分けることが可能である。長期的に済み続ける場合、生活スタイルや家族構成の変化に合わせて空間を組み替える必要性が出てくる可能性が高い。広い空間を仕切れる機能は、長く住み続けられるというcasa bassoのコンセプトにも合っている。

長い間住み続けるための住宅

生活スタイルや家族構成は多種多様だが、それがいつまでも全く変化しないというのは考えにくい。何十年と暮らし続けていく内に、家族が増えたり家族間の関係性が変わる可能性は高い。casa basso(カーサ・バッソ)はそのような変化に対応することを考えて作られるため、長く住み続けることを考えるのであれば、住宅の選択肢に加えても良いだろう。