窓のない家「casa cube(カーサ・キューブ)」に中庭があるって画期的なこと!

正面に窓のない四角い「casa cube(カーサ・キューブ)」は、トップライト(天窓)から主な採光を確保することで、外壁上の「窓」を排除したことによりプライバシーを確保し、シンプルでモダンなデザインを手に入れた住宅である。10年続いている「casa cube(カーサ・キューブ)」だが、今回中庭付きのプランが誕生し、長崎県波佐見町で実現した。良く考えると窓のない住宅「casa cube(カーサ・キューブ)」に、中庭があるということは画期的なことではないだろうか。

プライバシーの守られた使い勝手の良い中庭

通常家の庭は、広かったとしても住宅街の中にある家だと、周囲の目が気になってなかなか思うように使うことができない。BBQしようにも煙や音で隣に迷惑をかけてしまうのではないかと思ったり、子供を遊ばせておくにもやはり心配だったり、洗濯物を干すことですら気になる人もいる。せいぜいガーデニングを楽しむことくらいだろうか。

もちろん中庭がある家全般に言えることだが、中庭だとよりプライバシーが確保され、隣接する家々を気にすることなく使い倒すことができる。その中でもcasa cube の中庭は、そもそも外壁に大きな窓がなく、しかも四方が自宅の壁に囲まれている完全にプライベートな中庭になっている。そのため、非常に使い勝手がいい。

普段使いが可能な中庭

これだけカジュアルに使うことができる中庭なら、家族でのBBQや子供のプール遊びだけではなく、普段の生活の延長上で使うことができるだろう。中庭付きのプランのcasa cube なら、休日のランチだけではなく、星空を眺めながらの夕食や晩酌などいつもダイニングで取っている食事だけでなく、リビングでくつろぐこともこの中庭なら気兼ねなくできる。

中庭には大きな開口部を設けられる

中庭があるということは、プライベートな外部空間があるということ。その中庭に向かって大きな開口部を取ることができる。今まで大きな開口部のなかったcasa cube に、開放的な窓を作ることができる。多くの人が希望しながら、都市型住宅では合理的ではなく、敢えてcasa cube が切り捨てた「窓」が理想的な形で手に入るのだ。また、この「窓」は周囲の家を気にしなくても良いので、カーテンを閉めておく必要がなく、いつでも中庭を感じられるし、天窓とともにより一層室内を明るくしてくれるだろう。

 

中庭付きのプランの「casa cube(カーサ・キューブ)」は、その完成度の高い住宅がさらに拡張性があることを示唆してくれた。確かに「窓」がない「casa cube(カーサ・キューブ)」は合理的だが、「庭」や「窓」と言った本来住宅にあるべき要素を多くの人が望んでいるのもまた事実。この「casa cube(カーサ・キューブ)」ならそれすら実現してくれる。