こだわった建材や建具で快適に暮らそう!南欧風やプロヴァンス風の住宅の5つのメリット。
南欧とはおおよそ南フランス、プロヴァンス地方など地中海沿いのリゾート地が広がるエリアのことだ。その南欧をイメージして作られる住宅が、日本でも一定の層の間で増えている。北欧は家具やインテリアデザインで根強い人気があるが、一方で南欧風の住宅にはどのようなメリットがありユーザーの人気を博しているのだろうか?
柔らかい印象のデザインが落ち着く
南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす の スタイル工房 stylekoubou
北欧は多くの家具デザイナーや建築家を排出し、モダニズムの最先端と言ってもいいが、それが逆にソリットでかっこよすぎるために緊張してしまう人も少なくない。それに比べると南欧の住宅デザインは、柔らかいオレンジ色の赤瓦や漆喰を使った表情がある壁のおかげで肩肘張らない落ち着くことができる空間を作り出す。
遊び心があって飽きない
R開口やニッチなど従来の住宅などにはない、遊び心が随所に施されている。R開口から見える隣の空間は新鮮でいて落ち着きがあるし、ニッチには小物などを置いて、季節ごとなどに入れ替えたりすると飽きのこない空間になる。キッチンやバスルームなどの水周りも、カラフルなモザイクタイルなどをアクセントに入れたり、かわいい水栓を設置したりするといつも新鮮な気持ちで生活することができるだろう。
経年変化を楽しめる
南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす の スタイル工房 stylekoubou
住宅は長く住んでいると、どうしても雨風や日々の生活の中で汚れていってしまう。安物のサイディングやクロス張りでは汚れが目立つだけで張替えが必要になってしまうし、そういう場所で生活していると気持ち的にも沈んでしまう。赤瓦や漆喰、無垢材を多用する南欧風の住宅では、皮製品やデニムなどのようにエイジングとして経年変化を楽しむことができる。使うほどに味わいが出る建材や建具がその家に住む時間の経過を感じさせ、より豊かな暮らせるのではないだろうか。
インテリアコーディネートが楽しい
南欧の田舎屋にあこがれてゆったり暮らす の スタイル工房 stylekoubou
抽象的でモダンな住宅は、そこに合わない家具は入ると一気に台無しになることが多い。それに比べて南欧風の住宅は、テイストが明確なので、住み手が家具や雑貨選びが明確にわかりやすい。多少の雑多な感じになってしまってもテイストが決まっているから崩れてしまうことも少なく、インテリアコーディネートが楽しくなる。住み手側が工夫することで色々な表情の空間になるのも良いところだ。
実は性能が良い
漆喰や天然の木を使用した建材や建具が使われることが多い南欧風の住宅。実は、そういった建材や建具がデザインや遊び心だけでなく性能もアップさせている。「sto(シュトー)」などの漆喰は白さを維持する効果や調湿作用、消臭作用があり、天然木を使用した建具も断熱効果が高くより良い住み心地を実現してくれる。
色々な住宅のテイストがあるが、南欧風の住宅の人気の秘密は「気取らず遊び心があり、それでいて高性能」という相反しそうな要素が、バランスよくミックスされていることころにありそうだ。例えば「casa carina(カーサ・カリーナ)」などの南欧風の住宅を検討してみてはいかがだろうか?