人によってイメージしてる部屋の広さはなぜ違う??家族で確認したい広さの感覚
家を建てる際に必ず話題にあがるのが “ 家の広さ” 。
「子供部屋の広さはどれくらいにしょう?」、「ダイニングの広さはこれくらいかな?」、「リビングの広さは?」など、部屋の広さを思い浮かべながら間取りを決められるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
たとえば「寝室は6帖くらいの部屋がいいですよ?」と言われて、狭いと思う方と、広すぎると思う方がいるように人によって感覚はさまざまです。家を建てる際の打ち合わせ時に、初めてご夫婦で求めてる部屋の広さが違ったという話は珍しくありません。では、なぜこれほど部屋に対する広さの感覚が違うのでしょうか?
育った環境に部屋の広さの感覚は比例する。
部屋の広さの感覚が人によって違う一番の要因。それは、人によって育った環境が違うという事です。自分の育った家の部屋が広さの基準になるとされ、特に寝室や子供部屋は、自分がどんな部屋で育ったかによって大きな影響が出ると言われています。
育った部屋の広さで満足された方は子供にも同じような環境を与えてあげたいと考えますし、それ以上の広さを提案されても「そんなに必要かな?」と、疑問を感じるでしょう。育った部屋の広さが不満足だった場合はそれ以上の部屋を子供に与えたいなと考えます。
田舎の育ちか、都会の育ちかで部屋の広さに対する考え方は多少異なる。
ご夫婦で育った環境が違うと、広さや感覚の違いで意見の食い違いが起きることも。その中でも多い例が、田舎の育ちか、都会の育ちかで部屋の広さに対する考えは大きくかわってきます。
都会よりも広い土地が確保できる田舎で育った人は、比較的広めの部屋をイメージします。逆に都会で育った人はミニマムな部屋の環境に慣れている為「こんなに広くて掃除はどうするんだろう?」など、ご夫婦で意見や見解が割れやすいポイントでもあります。
イメージする部屋の広さだけではなく、建てられる広さ・建物の面積も意識しよう!
それぞれが求めている部屋の広さがわかれば、土地探しや、建物自体の大きさ、また価格も意識しなければなりません。広さに意識が先行されがちですが、広くすればその分土地代や建物自体の費用も高くなってきます。
「広い家に住みたいけど予算オーバーになってしまう…」そんな時は、各部屋の広さの優先順位を決めるとスムーズに間取りを決まれます。家族が集まるリビング・ダイニングは同じ空間にして、プライベートな各部屋を広めにつくろうなど、ライフスタイルや家族の個性に合わせて決めるのもオススメです。
家具配置などの具体的なイメージが、広さ選びを失敗しないコツ。
本当に必要な広さか、それとも育った環境で何となくその広さが必要なのか、ご家族で一度よく話し合い見直す事が、より良い家造りと暮らしやすい空間のベース造りに繋がってゆきます。
広さ選びに失敗しないコツは、何を何処に置いて、どんなライフスタイルを送りたいかが重要です。広さの概念は個々で違いますが、必要最低限の空間・敷地の確保ができれば、比較的満足度の高い家を建てれるのではないでしょうか。