本気で「木の家」に住みたいから、徹底的に強さにこだわる「casa sole」の地震に強い家
住宅の工法はどんどん進化しています。
テクノロジーが進化した今も、使う素材は木材が多く使われています。
日本の風土・コスト・木材の心地よさ、理由は様々あると思いますが、
私たち日本人が〝好んで〟使用していることには変わりないでしょう。
人々の生活の一部である「衣・食」は、その土地の風土や気候にあったものを選ぶのが好ましいよう
に、「住」居も、その土地に根ざした形で築くのが好ましいといえます。
日本は地震大国。近年、大地震や耐震強度の偽装問題などで、住宅の強度に対する意識が高まっています。
そんな中、いかにして強い〝木の家〟は作られるのでしょうか。
木造住宅には〝強い〟大黒柱が必要。
もともと日本の家の柱はとても太いものでした。
太さの理由の一つには、それぞれの木材を「ほぞ接ぎ」というやり方でつないでいたことが関係しています。
日本の住宅で使われる柱は、10.5センチ角が主流。
一方「casa sole」の柱は、17センチ角が使われています。
家を支える大黒柱が細くては住む人を守れません。
なぜ、柱は細いとダメなのか?
柱にある程度の太さがあっても、互いの材を組み合わせるために、接合部分はそれぞれ細かくなっています。
これを「断面欠損」といい、たとえば地震が起こったとき、この部分がぽきっと折れてしまうのです。
近年、住宅では「ほぞ接ぎ」の技術だけ継承され、肝心な柱がどんどん細くなる傾向にあります。
一本の木から角材を削りだした場合、端とまん中では強度が変わります。現在、
構造材には数値で表せる強度が求められています。
頼もしい集成材!
そこで編み出されたのが集成材の利用です。
集成材とは強度が測定されている構造材のことで、ひき板を何枚も重ね合わせ、
強く、一定の強度で安定した品質を維持しています。
今、日本の〝強い住宅〟は、この集成材を大黒柱としているのです。
集成材は、天然木材の長所をそのままに、
反り・ねじれ・割れ・伸縮などの欠点を克服し、飛躍的な強度を実現した構造材です。
圧縮、引っ張り、曲げ、せん断等において、無垢材の1.3倍の強度を発揮します。
「casa sole」はこうした、狂いが少なく長い間安定した強さを持った木材を使用し、
そこで暮らす人を災害などから守っているのです。