建築家が丁寧に設計した吹き抜けのある明るい暮らしで、家族のつながりを育む住まい

建築家が丁寧に設計したこの住まいは、吹き抜けを中心に光と開放感が広がり、家族が自然と顔を合わせ、会話が生まれるように設計されているのが特徴です。

どこにいてもつながりを感じられる間取りや、外の景色や光を心地よく取り込む工夫など、毎日の暮らしをより豊かにするアイデアが随所に散りばめられています。

シャープなラインが際立つ外観

直線を活かしたシンプルなフォルムが印象的な外観は、無駄をそぎ落としたことで素材感と陰影が際立つデザインに仕上がっています。

落ち着いたアースカラーの外壁は周囲の緑とも自然に調和し、時間帯ごとに光の当たり方で異なる表情を楽しめるのも魅力です。

また、玄関まわりにはブラックの縦ラインをアクセントとして採用し、外観の引き締め効果とスタイリッシュさを両立しています。

駐車スペースもゆったり設けられているため、車の出入りがしやすく、日常の暮らしやすさにも配慮されています。

明るさと抜け感のある心地良い玄関

玄関ドアを開けると、天井の高さや高い窓から入る自然光が心地よく広がっています。奥へと視線が抜ける設計により、実際の面積以上の開放感を感じられるのも特徴です。

また、造作のシューズラックやコート収納はすべてオープン仕様で、使いやすさとデザイン性の両立を実現しています。
土間部分を広めに確保しているため、ベビーカーやアウトドア用品などもスムーズに扱える、家族にやさしい動線です。

素材の組み合わせで心地よい空間をつくるダイニングキッチン

ダイニングキッチンは、グレーやブラックを基調とした落ち着いたトーンで統一され、空間全体に上品なメリハリが生まれています。

背面のカップボードはあえて木目調を選択し、キッチン本体との素材を変えることで、色が重くなりすぎない、柔らかな印象に仕上げました。

開放的で心がほどけるリビング

リビングはシンプルで落ち着いた空間構成に整えつつ、隣接するバルコニーとのつながりを最大限に活かした設計が特徴です。

大開口の窓を開ければ、内と外がひとつながりになり、自然光と風が心地よく通り抜ける開放的なLDKです。プライバシーを確保した上で、建築家が将来建つであろう周囲の建物の位置まで想定し、視線が抜ける方向を緻密に計画しています。

リビングとつながるバルコニー

リビングに面したバルコニーは、屋内外がゆるやかにつながる『インナーバルコニー』として設計されています。

屋根がかかっているため天候の影響を受けにくく、天気の良い日はチェアを出してプチ・ベランピングを楽しんだり、夜には外の風を感じながらリラックスしたりと、多様な使い方ができます。

建築家が周囲の視線や将来的な建物の配置まで考慮して計画したことで、プライバシーを保ちながらも外を楽しめる、特別なバルコニーです。

外干しの動線が良いランドリールーム

ランドリールームは、バルコニーへ直結する抜群の動線が魅力です。

部屋干し・外干しのどちらにも対応しやすいよう、室内物干しスペースをしっかり確保し、干す・取り込む・たたむの作業がすべて同じ場所で完結する設計になっています。

2階に水回りを集約したことで、バルコニーとの距離が短くなり、生活動線がより自然で快適になっています。

建築家が敷地条件を最大限に活かし、暮らしやすさと時短を両立させた空間設計です。

家族の気配を感じながらも仕事に集中できるワークスペース

キッチン・リビングへとつながる動線上に設けられたワークスペースは、家事や子育てと両立しながらも集中できる、絶妙なこもり感が魅力です。

奥まった配置により適度に視線が遮られつつ、室内窓を通してリビングの気配が感じられるため、一人になりすぎない安心感があります。

また、照明や素材選びも落ち着いたトーンで統一され、長時間いても疲れにくい空間です。

光と視線が繋ぐ、開放的な家族のコミュニティ

この住まいの吹き抜けは、上下の空間を視覚的に繋ぎ、家全体に開放感をもたらしています。

2階の窓やバルコニー側の開口部から取り込まれた光が、吹き抜けを通じて1階の玄関や廊下、そして奥にある空間まで降り注ぎ、暗くなりがちな家の中心部まで明るく照らします。

また、視界を遮る壁がないことで、2階にいながらにして1階の気配を感じられ、また1階からも2階への声かけが気軽にできます。

成長に合わせて柔軟に使える、子供部屋

子ども部屋は、お子さまの成長に合わせて長く使えるよう、小さいうちは広々とした1つの空間として、将来は2部屋に仕切れる設計にしています。

兄弟で遊べる開放的なスペースとして使ったり、思春期にはそれぞれのプライベートルームとして分けたりと、暮らし方に寄り添って柔軟に変化させられるのが魅力です。

また、横長の窓と小さな高窓をバランスよく配置することで、プライバシーに配慮しながらも自然光がたっぷり届く明るい空間に。勉強や遊びの時間を快適に過ごせるよう、光の入り方にもこだわっています。

吹き抜けのある明るい暮らしで、家族のつながりを育む住まい

今回ご紹介した住まいは、日々の暮らしを丁寧に積み重ねていけるよう、空間のつながり方や居心地の良さに細やかな工夫が施されていました。
どの場所にいても家族の気配を感じられる安心感や、自然と会話が生まれるレイアウトは、暮らしそのものを豊かにしてくれます。
また、吹き抜けやバルコニー、ワークスペースなど、それぞれの空間が生活スタイルに寄り添いながら、暮らしの幅を広げてくれるのも魅力です。
皆さんもぜひ、住まいづくりの参考にしてみてはいかがでしょうか。