
湖畔に寄り添う小さな宿「HOTEL MIYAM」──森と湖に抱かれるジャパンディ空間で過ごす、豊かなひととき
長野県南佐久郡・小海町。標高1,123m、松原湖畔の静かな森のなかに佇む「HOTEL MIYAM」は、わずか7室の小さな宿です。かつての民宿「宮本屋」の名を引き継ぎ、宿は「MIYAM」、併設のレストランは「OTO」と名付けられました。
MIYAMが大切にしているのは、自然とともに過ごすこと。湖面を揺らす風の音、木々のざわめき、季節ごとに変わる植物の香り──その一つひとつが、訪れる人の心と身体をやさしく解きほぐします。都会では味わえない“余白の時間”を取り戻し、自分だけの豊かさに気づける場所。それがHOTEL MIYAMです。
北欧と和をつなぐ「ジャパンディ」スタイル

インテリアデザインを手がけたのは、東京を拠点にホテルや商業空間を数多く手がける「LINEs AND ANGLEs」代表・西脇佑。

空間テーマは、北欧のシンプルさと日本の美意識を融合させた“ジャパンディ”スタイルです。

長野県産の木材や、地元で使われなくなった素材をアップサイクルしたアートワークを配し、地域とのつながりを感じさせるデザインに仕上げています。落ち着いたトーンの壁や家具に、やわらかな光と木の温もりが溶け込み、旅人を静かに迎え入れてくれます。
7つの個性が彩る、湖畔の客室

全7室の客室は、それぞれ異なる表情を持ち、滞在スタイルに合わせて選べます。

そのうち6室は湖に面し、刻一刻と変わる湖面や森の景色を楽しめるのも大きな魅力です。
レイクサイドツイン

湖と森を間近に感じられる1階のツインルーム。

窓辺から差し込む光とともに、湖面のゆらぎを日常のように味わえます。

小さなおこもりスペースでは、静かに本を開いたり、ただ外を眺めたり──自分だけの時間に没頭できます。
クリエイターズツイン

デスクを備えた明るい客室は、仕事や創作に集中したい人に最適。湖は見えないものの、柔らかな光が差し込み、思考が自然と深まる空間です。短期のワーケーションや創作活動にも選ばれています。
レイクビュー ジュニアスイート

大きな窓から湖と森を見渡せるツインルーム。隅に設けた一畳の畳スペースは、読書や瞑想にぴったり。景色を眺めながら、心を整えるひとときが過ごせます。
レイクフロントツイン

2階に位置する落ち着いた雰囲気の空間。

窓辺のベンチから壮大な湖の景色を堪能できます。

さらに、バスルームからも湖を望める設計で、湯船に浸かりながら自然と一体になる贅沢な体験を叶えます。
レイクフロント グランドスイート

7室の中でも特別な空間。

広い窓からは湖と森、さらに晴れた日には八ヶ岳まで望める壮大な景色が広がります。

ダイニングとリビングを兼ねたゆとりある間取りで、滞在のスタイルに合わせて過ごせます。ワインセラーも備えられ、景色とともに贅沢な一杯を楽しむことができます。
湖畔に寄り添う食体験「Restaurant OTO」

滞在の中心となるのが、ホテルに併設するレストラン「OTO」。

その名の通り、湖や森の“音”を背景に、料理を味わう場所です。

コンセプトは「湖畔のスローテロワール」。都内フレンチで経験を積んだシェフ2名が、地産食材を中心に季節を映すコース料理を提供しています。

夕食は8皿前後で構成され、その時季にしか出会えない食材を多彩にアレンジ。味わいだけでなく、食感や香り、器の手触りまでも含めた五感の体験が広がります。

湖畔の夜に寄り添うような食事は、心をゆっくりとほどき、静けさのなかに豊かな余韻を残します。
湖と森に抱かれる、心を解き放つ旅
HOTEL MIYAMは、ただ泊まるための宿ではなく、自然とともに過ごし、自分と向き合うための場所です。北欧と和を融合した温もりあるデザイン、湖を望む個性豊かな客室、そして地の恵みを生かした料理。そのすべてが、訪れる人の感覚をひらき、日常にはない時間の流れを与えてくれます。湖畔で過ごすひとときは、忙しい日常から一歩離れ、心と身体を解き放つきっかけになるでしょう。
HOTEL MIYAM
URL:https://hotel-miyam.com/
住所:〒384-1103 長野県南佐久郡小海町豊里4779−1