【DESIGNART TOKYO 2025】ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAで「THE STAGE by NII- 働く人が躍動する舞台」で開催!

ITOKIの新ブランド「NII」がDESIGNART TOKYO 2025で「THE STAGE by NII- 働く人が躍動する舞台」を開催。ミケーレ・デ・ルッキら国際的デザイナーと協業し、オフィスを活気ある舞台へと昇華させる革新的なソファやテーブルを発表します。

ITOKIの新ブランド「NII」が描く「働く」の未来図

イトーキは、2025年秋にオープンするITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAを舞台に、オフィスファニチャーブランド「NII(ニー)」によるコンセプチュアルなプレゼンテーション「THE STAGE by NII- 働く人が躍動する舞台」を、DESIGNART TOKYO 2025の会期中である10月31日から期間限定で開催します。

Design:Rodolfo Agrella(ロドルフォ・アグレラ)

NIIは「Ingenious design -創意創発するデザイン」をコンセプトに掲げ、単なるオフィス家具を提供するブランドではなく、「オフィスを魅力的で活気ある舞台へと昇華させる」ことを目指しています。

Design:AMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)

このビジョンに基づき、品質、快適性、そしてクラフトマンシップに細部までこだわった革新的なコレクションを創出。NIIの独創的なデザインは、働く人々にエネルギーとインスピレーションに満ちた場をもたらし、人をつなぎ、思考や協働を促し、挑戦を後押しすることで、最終的に企業や組織に新たな価値を生む原動力となることを目指しています。

「仕事」というアクティビティ自体を魅力的なコンテンツ、エンターテイメントへと変貌させるNIIの挑戦は、現代の働き方、そしてオフィス空間の未来に対するITOKIからの強力な提案と言えるでしょう。

国際的な才能が集結した「NII」のアイコニックなコレクション

Design: Jun Aizaki(相崎準)

NIIのファーストラインアップは、世界で活躍するデザイナーたちとの協業によって実現しました。イタリア人建築家・ミケーレ・デ・ルッキ率いる複合スタジオAMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)、ニューヨークを拠点に活動するトッド・ブレイチャー(Todd Bracher)、ロドルフォ・アグレラ(Rodolfo Agrella)、そして建築家・相崎準率いるCrème(クレム)といった国際的な才能が参画しています。

Design:Todd Bracher(トッド・ブレイチャー)

例えば、トッド・ブレイチャーがデザインしたソファ「BITMAP」は、大小サイズの異なるブロックがエッジでつながるユニークな構造を持ち、簡易テーブルや肘置きとしても機能します。交差するように配置することで、あらゆる方向でのコミュニケーションを可能にし、使う人の想像力を掻き立てる拡張性を備えています。

Tod Bracher |トッド・ブレイチャー

Photo by Jean-Claude Cancedda

工業デザイナー、デザイン戦略家。コペンハーゲン、ミラノ、パリ、ロンドン、ニューヨークでの生活と仕事の経験を生かしたアプローチで、多様な文化的視点を実用的なデザインへと統合している『Wallpaper*』誌のトップ・グローバル・デザイン・インフルエンサーに選出されたほか、複数のデザイナー・オブ・ザ・イヤーを受賞。3M、Burberry、Cappellini、 Herman Miller、Humanscale、イッセイミヤケ、Jaguar、ニューヨーク市など世界有数のブランドとパートナーシップを結び、これまで 200 以上の製品を市場に送り出し、20 以上の特許を取得、40 以上のデザイン賞を受賞。アートと機能性のバランスを取りながら、科学、自然、数学を駆使したインパクトのあるソリューションを生み出しながら、家具、美容、テクノロジーから科学まで幅広い業界にその手法を提供している。

Design:AMDL CIRCLE(エーエムディーエル・サークル)

また、AMDL CIRCLEが手掛けた「PIGNA」は、鱗状のパネルが特徴的なディバイダー兼ソファで、外の空間とのつながりを保ちつつ、適度なプライベート感を創出します。

AMDL CIRCLE |エーエムディーエル・サークル

Photo by Max Rommel From Left to Right:Angelo Micheli, Managing Director Michele De Lucchi,
Founder Davide Angeli, Deputy Managing Director

ミケーレ・デ・ルッキによって設立された複合スタジオ。ミラノを拠点に、ヒューマニスティックかつ学際的なアプローチで建築、インテリアデザイン、プロダクトデザイン、グラフィックを含むプロジェクトを手掛け、建築の未来を見据えた、変化を認め刺激するリサーチを続けている。Deutsche Bank、Intesa Sanpaolo、Novartis、UniCredit といった大企業とのコラボレーションをはじめ、ベルリンのノイエ美術館やミラノ・トリエンナーレ、近代美術館ガッレリア・デイタリア(ミラノ、トリノ、ナポリ)といった建物や展示システムをデザイン。さらに、Alessi、Artemide、Cassina、Hermès、Poltrona Frau、UniFor などの照明、製品、家具もデザインしている。

Design:Rodolfo Agrella(ロドルフォ・アグレラ)

さらに、ロドルフォ・アグレラによるテーブル「CONNEXA」は、有機的な骨格フレームがガラス天板を点で支える構造が特徴で、自然と会話を生み出す佇まいを持っています。これらのプロダクトは、モデュールファニチャーとしてのフレキシビリティと、目を惹くアイコニックなデザインを両立させ、さまざまなワークシーンに順応するように設計されています。

Rodolfo Agrella |ロドルフォ・アグレラ

Photo by Francisco Fernandez

自身の名を冠したスタジオRADSのクリエイティブディレクターも務めるデザイナー、建築家。作品はGerman Design AwardのSpecial Mention、Hublot Design Prize、NYCxDESIGN Awards、イタリアのSalone del MobileにおけるCollezione Permanenteへの選出など、国際的な評価を得る。コラボレーションにおいても、Absolut、Koziol、WeWork、Juniper Lighting、3M、ICFF、Bernhardt Design、Steinway & Sons、Heller、NKBA、Untitled Artといった国際的なブランドと関わる。現在も、生まれ育ったラテンアメリカの感性を欧米のコードと融合させ、活気に満ちたクリエイティブな言語へと昇華させている。

Design: Jun Aizaki(相崎準)

PARLAMENTOは、相崎準がデザインしたモデュール家具で、多様な個が交わる空間をつくることを目的としています。水の波紋を思わせるロー/ハイソファとロー/ハイテーブルの4種のユニットで構成。人間工学に基づき、空間のどの位置にいてもフラットに情報を共有できるよう設計されています。フレキシブルな組み合わせが可能で、レセプションやコミュニケーションエリアなど、一体感を重視する空間を演出します。

Jun Aizaki |相崎準

Photo by Taran Wilkhu

ニューヨークを拠点とするクリエイティブ・デザイン・スタジオ、CRÈME のオーナー兼代表であり、建築家。ホスピタリティ業界においては、Starwood Hotels & Resorts、Hyatt Hotels Corporation、InterContinental Hotels Group、Highgate、Marriott、Gerber Groupなど名高いクライアントとの実績や、ニューヨークの Kimpton Hotel Eventiの2フロアのマスタープランとリノベーション、フィラデルフィアの Hyatt Centric Center Cityのインテリア全体とブランディングも手掛ける。その他、Redfarm、L’Amico、Mr. Purple といった独特な雰囲気のレストランもデザインしている。

クリエイティブユニット SPREADが仕掛ける会場構成の妙

「THE STAGE by NII」の展示空間を構成するのは、山田春奈と小林弘和によるクリエイティブユニットSPREAD(スプレッド)です。「カラーとコンセプト」を特徴に国内外で活躍する彼らは、従来のオフィスの視覚的な枠組みを超越する仕掛けを会場にもたらします。

Design:Todd Bracher(トッド・ブレイチャー)

具体的には、壁面から天井、床に伸びた黒のラインを起点に広がるストライプと、要所に配されたミラー(鏡)を用いて空間を構成。このデザインは、来場者の思考を促し、展示空間に新たな解釈や意味を生み出すことを意図しています。特にミラーによる空間の広がりは、オフィスファニチャーに不可欠な「拡張性」を象徴的に表現しています。SPREADは、ミラノやバーゼル、マイアミなど国際的な舞台で色の表現を追求した作品を展開してきた実績を持ち、その斬新なグラフィックデザインとランドスケープデザインの思考を融合させる手法は、今回の「THE STAGE by NII」においても遺憾なく発揮されています。彼らのクリエイションによって、NIIが目指す「仕事がエンターテイメントとなる舞台」という世界観は、より鮮烈で記憶に残る体験として、DESIGNART TOKYO 2025の来場者に提示されることでしょう。

SPREAD(スプレッド)

SPREAD(スプレッド)

山田春奈と小林弘和によるクリエイティブ・ユニット。長い時間軸で環境を捉えるランドスケープデザインの思考と鮮烈な印象を視覚に伝えるグラフィックデザインの手法を融合させ、あらゆる記憶を取り込み「SPREAD=広げる」クリエイティブを行う。生活の記録をストライプ模様で表す「Life Stripe」、すべて異なる色のグラデーションを空間に配置した「Much Peace, Love and Joy」など、色の表現を追求した作品をミラノ、バーゼル、マイアミ、シンガポール、東京など国内外で展開。

主な仕事に「国立新美術館開館10周年」記念ビジュアル、ジャパン・ハウス ロンドン「The Carpenters’ Line」展、JR 東日本「Yamanote Line Museum」、工場見学イベント「燕三条工場の祭典」、バーバリー「The Burberry Trench」、花王「est」など。Red Dot Design Award にて 2 年連続のグランプリなど受賞歴多数。作品集「SPREAD by SPREAD」(青幻舎)刊行。 https://spread-web.jp

DESIGNART TOKYO 2025でNIIの新しい「舞台」を体感!

NIIの展示は、SPREADによる空間構成のもと、「働くこと」をエンターテイメントへと変える未来のオフィス像を提示。ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMAで、独創的なコレクションがもたらす、人々の協働と挑戦を後押しする新しい「舞台」を体感してください。

THE STAGE by NII

会期: 10月 31 日(金)~ 11 月 28 日(金)
日時:2025 年 10 月 31 日 ( 金 ) ~ 11 月 9 日 ( 日 ) 迄 11:00 ー 18:00(無休)以降 10:00 - 17:00(土・日・祝日 休業)
会場: ITOKI DESIGN HOUSE AOYAMA
東京都港区北青山1丁目2-3 青山ビル 1F