宮城県にいつでもデザインを楽しめるデザインミュージアム「Numata (DESIGN+ART) Museum」 がオープン!
宮城県川崎町に誕生した「Numata (DESIGN+ART) Museum」は、東北初の常設デザインミュージアムとして注目を集めています。1930年代から現代までの世界的なデザイナーによるプロダクトが集結し、北欧ヴィンテージ家具から現代アートまで、時代と国境を超えたデザインの饗宴を楽しむことができます。アルヴァ・アアルト、ル・コルビュジエ、ディーター・ラムスなど、巨匠たちの名作を通して、デザインの歴史や背景、そして美意識に触れることができる特別な空間です。
世界的なデザインを集めた「Numata (DESIGN+ART) Museum」とは
杜の都・仙台からほど近い、自然豊かな宮城県川崎町に、デザイン愛好家はもちろん、すべての人々がデザインの魅力に触れられる特別な場所が誕生しました。その名も「Numata (DESIGN+ART) Museum」。1930年代から現代に至るまで、世界的なデザイナーたちが生み出した数々の名作プロダクトを常設展示する、東北初のデザインミュージアムです。
「常設でいつでもデザインを学び、楽しめる場所を作りたい」という強い想いから生まれたこのミュージアムは、単に物を陳列する場所ではありません。そこは、時代を超えて人々の心を捉え続けるデザインの力を体感し、その背景にある思想や歴史、そして美意識に触れることができる、貴重な空間なのです。
アルヴァ・アアルト、ル・コルビュジエ、ディーター・ラムスといった巨匠たちの作品をはじめ、時代や国境を超えて選りすぐられたプロダクトたちが、訪れる人々を魅了します。
宮城県川崎町という、豊かな自然に囲まれた場所に位置することも、このミュージアムの大きな魅力の一つです。都会の喧騒から離れ、静かで落ち着いた環境の中で、じっくりと作品と向き合うことができます。日常から少し離れて、デザインという普遍的なテーマについて思いを巡らせる、特別な時間を提供してくれるでしょう。
地元の方々はもちろん、遠方から訪れる方々にとっても、東北の新たな文化発信拠点として、記憶に残る場所となることでしょう。
運営を行うのは、宮城県仙台市に北欧ビンテージ家具・雑貨店『Chickadee&HOME』を運営する株式会社GREEN BIRDです。長年、世界中の優れたデザインプロダクトを販売してきた経験と、オーナー自身のデザインへの深い愛情が、このミュージアムの設立へと繋がりました。海外のデザインミュージアムに感銘を受けた経験から、「日本にも常設のデザインミュージアムを」という強い思いを抱き、ついにその夢を実現させたのです。
北欧ヴィンテージから現代アートまで、時代と国境を超えたデザイン
Numata (DESIGN+ART) Museumの展示は、特定の時代や地域に偏ることなく、幅広いジャンルを網羅しているのが特徴です。特に充実しているのは、北欧デザインのヴィンテージコレクション。
アルネ・ヤコブセン、フィン・ユール、ハンス・J・ウェグナーなど、北欧デザインを代表するデザイナーたちの希少なオリジナル作品を間近で見ることができます。これらの作品は、その美しいフォルムだけでなく、機能性や素材へのこだわりなど、現代の私たちの暮らしにも通じる普遍的な価値を持っています。
しかし、このミュージアムの魅力は、北欧デザインにとどまりません。アメリカのミニマルアートを代表するドナルド・ジャッドや、光と空間のアーティストとして知られるロバート・ウォーカー・アーウィンの作品など、現代アートの分野からも重要な作品が展示されています。これらの作品は、デザインという枠を超え、私たちの感性や知性に深く訴えかける力を持っています。時代や国境を超えて、様々な表現方法を通して「美」を追求する、その多様性を感じることができるでしょう。
また、杉本博司や米田智子といった、日本を代表する写真家の作品も展示されていることは特筆すべき点です。彼らの作品は、写真というメディアを通して、時間や記憶、歴史といったテーマを深く掘り下げています。
デザインプロダクトと現代アート、そして写真作品が織りなす空間は、訪れる人々に新たな発見と刺激を与えてくれるでしょう。まさに、時代と国境を超えた、デザインの饗宴と言えるでしょう。
このように、Numata (DESIGN+ART) Museumでは、家具、照明、雑貨、家電、ファッション、ポスター、そして現代アートに至るまで、多岐にわたる作品を通して、デザインの奥深さ、そして可能性を感じることができます。
それぞれの作品が持つ背景やストーリーを知ることで、デザインを見る目が変わり、日々の生活がより豊かなものになるかもしれません。
デザインを学び、五感で感じる特別な空間。
Numata (DESIGN+ART) Museumは、単に作品を展示するだけでなく、訪れる人々が五感を通してデザインを「学び」「感じる」ことができる特別な空間を目指しています。展示空間は、作品が持つ魅力を最大限に引き出すように設計されており、照明や空間構成にも細部にまでこだわりが感じられます。
例えば、館内の受付カウンターには、アルヴァ・アアルトが1950年代に建築物で実際に使用した外壁タイルが使用されており、細部にまでデザインへの敬意が払われていることがわかります。また、デンマークを代表する建築家の照明器具や建具なども使用されており、空間全体がデザインの美意識で満たされています。
1階には、アルネ・ヤコブセン、フィン・ユール、ハンス・J・ウェグナーなど、北欧デザインの巨匠たちの希少なオリジナル作品が展示されています。これらの作品は、そのデザイン性はもちろんのこと、素材や技術、そして歴史的な背景など、様々な角度から見ることができます。また、1階のエキシビションスペースでは、年に数回の企画展が予定されており、常に新しい発見と出会いがあるでしょう。世界で数点しか無いと言われるような貴重な作品も多数展示される予定です。
2階は、アルヴァ・アアルトの1930〜1950年代の作品に焦点を当てた展示となっています。この時代は、アアルトのデザインが最も成熟し、数々の名作が生み出された時期です。
彼の作品を通して、北欧モダニズムの精神や、自然と共生するデザインのあり方を学ぶことができるでしょう。
展示写真にも、ヴォルフガング・ティルマンスなど著名な写真家の作品が使用されており、展示空間全体のクオリティを高めています。
ミュージアムショップも見逃せないポイントです。ドイツのプロダクトデザイナー、ディーター・ラムスのデザインによる什器が使用されたショップでは、平林奈緒美氏がデザインした限定のキャップ、Tシャツ、バッグなどのオリジナルアイテムに加え、北欧ヴィンテージ雑貨、海外のデザイン文具、恵比寿の書店POST選書によるデザイン・建築・アート関連の書籍(古書含む)などが販売されています。一般的なミュージアムショップとは一線を画す、こだわりの品揃えは、お土産選びだけでなく、新たなデザインとの出会いの場ともなるでしょう。
このミュージアムは、デザインを学ぶ学生や専門家だけでなく、デザインに興味を持つすべての人々にとって、かけがえのない学びとインスピレーションの場となることを目指しています。ぜひ、Numata (DESIGN+ART) Museumで、五感を通してデザインの魅力を体感してみてください。
「Numata (DESIGN+ART) Museum」でデザインに触れる特別な時間を過ごす
「Numata (DESIGN+ART) Museum」は、東北に誕生した貴重なデザインの発信拠点です。世界的なデザイナーたちの名作を通して、デザインの奥深さや可能性を五感で感じることができます。北欧ヴィンテージから現代アートまで、幅広いジャンルの作品が展示されており、時代や国境を超えたデザインの魅力を堪能できます。また、ミュージアムショップでは、オリジナルグッズやデザイン関連書籍など、こだわりのアイテムを購入することもできます。宮城県川崎町の豊かな自然の中で、デザインに触れる特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。デザインを学ぶ人々はもちろん、すべての人々にとって、新たな発見とインスピレーションを与えてくれる場所となるでしょう。
Numata (DESIGN+ART) Museum
開館時間:10:00~17:00
休館日:水曜日
URL:https://ndam.jp
Instagram:@numatadesignartmuseum_jp
住所:〒989-1502 宮城県柴田郡川崎町今宿字向古関184-5