一般の人も食べられるランチも美味しい!建築家デイビッド・チッパーフィールドのドイツ・ベルリン事務所の食堂

ロンドン出身の世界的建築家・デイビッド・チッパーフィールド。彼のベルリン事務所には、誰でも利用できる「チッパーフィールド・カンティーナ」という社員食堂があり、地元民にも観光客にも人気のスポットとなっています。

世界的建築家・デイビッド・チッパーフィールドとは!?

デイビッド・チッパーフィールドはイギリス生まれの建築家。キングストン美術学校と建築協会で学んだのち、自身の事務所を設立。現在ではロンドンの他にもミラノや上海、ベルリンにもオフィスを構えています。建築物はもちろん、チッパーフィールドが手掛けた家具等のプロダクトデザインも世界中から人気があり、国内外様々な賞を受賞しています。

魅力的な空間・食事が人気を集めるチッパーフィールド事務所の社員食堂

「チッパーフィールド・カンティーナ」は、社員食堂ということもあり、ベルリンにあるチッパーフィールドのデザインオフィスに隣接されています。

建築はRC打放しのラフな外観で、真ん中にある中庭を分けるように分棟されて建てられており、整然と窓が並ぶ建物が多いベルリンの街の中で、通りやファサードの表情に変化を与えているような印象を受けます。

“Kantine”(カンティーナ)とはドイツ語で”食堂”という意味を持ちますが、凹凸のないミニマルなコンクリート建築の外観は、現代美術館のようにモダンで洗練されており、いわゆる”食堂”とは思えないような雰囲気の建築です。

とはいえ、デザインオフィスのスタッフが日々利用する”社員食堂”であることに間違いなく、そこを一般開放しているというユニークな営業スタイルです。そのため、モダンなレストランにはない”食堂スタイル”に思わずほっこりさせられるのも魅力の一つ。


外観同様RC打放しによってカジュアルな印象を与える店内。入ってすぐにレジカウンターがあり、シンプルに記載されたメニューの中からオーダーし、先に会計を済ます流れ。

会計が終わったら、大理石のオープンキッチンカウンターの上にあるパンとガラス瓶に入った水を取り、1階もしくは2階のテーブルを選んで席を取ります。

日替わりのランチが美味しい

料理は後からスタッフが持って来てくれるスタイルとなっています。

ランチではサラダかスープとメインのセットメニューが用意されており、いわゆるドイツ料理とは異なる食事が味わえます。

インテリアもランチも素敵な社員食堂

「チッパーフィールド・カンティーナ」は、もちろん設計も同オフィスが担当。インテリア、建築共にオフィスの洗練されたデザインが随所に見られるカフェレストランです。

Chipperfield Kantine – チッパーフィールド・カンティーナ

所在地:Joachimstraße 11, 10119 Berlin, Germany
電話:+49 30 33844430
URL : https://kantine-berlinmitte.de