ミラノサローネ2022でAB Conceptが南アルプスから着想を得た空間デザイン「Forest of Reflection」を発表
2022年6月7日~12日に開催され、第60回を迎えたミラノサローネは予想をはるかに超え、大きな満足と深い感動をもって幕を閉じた。
インテリアデザイン事務所AB Conceptは、壁紙ブランドCalico Wallpaper(アメリカ)とコンテンポラリーなガラス製品をデザインするNUDE(トルコ)とパートナーシップを組み、今年のミラノサローネに参加した。
Calico Wallpaper・NUDEと「Forest of Reflection」を発表。
軽井沢在住のふたりの香港人エド・ウンとテレンス・ウガンにより、1999年に創業したインテリアデザイン事務所AB Concept。
今回、AB Conceptは、壁紙ブランドCalico Wallpaper(アメリカ)とコンテンポラリーなガラス製品をデザインするNUDE(トルコ)とパートナーシップを組み、ミラノ随一の繁華街に南アルプスの森をイメージした空間デザイン「Forest of Reflection」を発表。
ミラノの都市全体を挙げて行われているミラノサローネにおいて、「Forest of Reflection」は、同市随一の繁華街にインスタレーションとして設置され、Calicoによるガラスと壁紙Tableauを通して、人々にまるで森の中を探検しているような没入体験させた。空間は、日本の針葉樹林の色彩豊かな四季を表現した壁紙コレクションTableauを使用。芝生の床、フローティングスクリーン、そしてアンティークの真鍮リングを重ねた中央の「ネストバー」で構成され、魅惑的な森を再現し、昼と夜それぞれのパノラマを2部屋に渡って表現した。
シルクプリントされたスクリーンの森の中ではNUDEのMONOペンダントが天空を照らし、導かれるように進み、たどり着いた先にあるNest Barでは、受賞歴のあるミクソロジスト、レミー・サベージがデザインした特製カクテルのアペリティーボを毎日楽しむことができた。ジン、ベルモット、クレーム・ド・ポワール、そして松とライムのコーディアルで作られたアペリティーボは、日本の森から着想を得ており、その独特の味わいと香りを体験でき、カクテルはレミー・サベージがデザインしたNUDEのシグネチャーカクテルグラスで提供された。
Tableauは、8色のバリエーションがあり、Calico Wallpaperで購入可能だ。
南アルプスの森をイメージし、安らぎを与えるように設計されたというForest of Reflection。そんなAB Concept創業者 エド・ウン、テレンス・ウガンの想い通り、訪れる人を心温まる気持ちにさせたのであった。