「我慢は美徳じゃない」モデル&イラストレーター香菜子が語る無理のない暮らし方。
毎週月曜日に立山律子がお送りする福岡のラジオ放送CROSS FM「DAY+」。「#casa(ハッシュカーサ)」の枠に今回ゲストとしてお越しいただいたのは、モデル兼イラストレーターとして活躍している香菜子(かなこ)さんです。
暮らしの中で大切にされているデザインは?
将来は小さな古屋に住みたいと言う香菜子さん。今話題の「タイニーハウス」をインターネットで検索し、どんな古屋に住もうか妄想を膨らませながら画像を集めているのだとか。そんな香菜子さん、一体どういったきっかけでタイニーハウスに興味を持ち始めたのでしょうか?本人曰く、人生が半分過ぎたということで、スッキリしたいと数年前から物をどんどん減らす作業をし始めたそう。インターネットさえあればどこでも仕事ができる職業柄、暮らしをもっとコンパクトにしたいと思ったのがきっかけだそうです。
現在はタイニーハウスをどこに構えるかを考えているそうで、場所は未定だけれども都会ではないところがいいとのこと。そうやって理想の暮らしを想像するのも楽しいと言います。
物作りをするときの基準は「周りとの調和」
日常のさまざまな瞬間からインスピレーションを受けて物作りをし、ホテル備品をイメージしたプロダクトブランド「hotelvilhelms(ホテルヴィルヘルムス)」を主宰している香菜子さんですが、その物作りの基準はどういったものなのでしょうか?
香菜子さん曰く、「品があるかどうか」と「周りとの調和」を意識されているそうです。色味や形を見て、そこにあって不自然じゃないかなど統一感を気にして物作りをしていると言います。Instagramにあげている写真もナチュラルで可愛い雰囲気で統一されています。
家に置くものは業務用が好み
家に置く物選びはどのようにしているのでしょうか。やはり長く使えるおしゃれなものを選ぶのかと思いきや、スッキリとした物が溢れない空間作りを意識されており、実は業務用の食器が好きなのだとか。業務用に販売されている物というのはずっと使い続けられている物が多く、使いやすい物なので形が美しく、またプロが使うものなので間違いがないと言います。
それこそ「かっぱ橋」などの調理器具や道具が並ぶ場所が大好きで、「どうしてこの形になったのか」などをお店の人と話すのが楽しく、一日居ても足りないそうです。
ナチュラルなコーディネートはいつから?
ナチュラルでリラックスしたコーディネートがファンからも人気の香菜子さんですが、元々はそうではなかったのだそう。若い頃は「私さえ我慢すれば皆が快適だろう」と周りに迷惑をかけないように無理をしていたそうで、19歳の頃に我慢が祟って大病を患った経験から「我慢は美徳じゃない」とその頃から無理をしなくなったと言います。
嫌な時は「嫌」、助けてほしい時は「助けて」と口に出すようにした方が物事がうまく進み逆に快適になったのだとか。自分の気持ちに正直に生きた方が、自分も周りも楽になると香菜子さんは話してくださいました。
香菜子さんにとって人生とは
モデル&イラストレーターとマルチに活躍し、雑貨ブランドも主催している香菜子さん。そんな香菜子さんにとって、「ライフイズ◯◯」の空欄にはどんな言葉が入るのでしょうか。
香菜子さんは「ライフ・イズ・しなやか」と答えてくださいました。無理して心が折れてしまうよりも、押されたら流れに沿って倒れる、嫌だったら避けるなど常にしなやかでありたいと気持ちを語ってくださいました。
毎週様々なジャンルのスペシャリストが登場するラジオ版の「#casa(ハッシュカーサ)」。聴き逃した方はRadiotalkでもお楽しみ頂けます。