design

広がりと落ち着きが共存する立体的な空間づくりが魅力的なデザイン住宅

傾斜の激しい丘に、古家が集まる昔ながらの土地がある。どこか懐かしい風情あるこの丘に、うまく溶け込むモダンデザインの1邸が誕生した。建築家・深瀬ヤスノリが手掛ける落ち着きのあるデザイン住宅の空間を詳しく見ていこう。

前編:建築家・深瀬ヤスノリが手掛けた家から出たくなくなるようなスキップフロア住宅

落ち着きのあるコントラストと温かい照明が溢れる外観

景観に馴染むよう、落ち着いたコントラストの外観は、スクエアで構成されたモダンで個性的なデザインが美しく映える。玄関のアプローチ部分とともに存在する小さな窓も絶妙な位置に配置されている。夕暮れ時には小窓から零れる暖色の照明が柔らかくその外観にアクセントを加えてくれる。

家族のプライベートを守るために通路側には多くの窓を設けていないが、上部には吹き抜けを贅沢に設け、明るく柔らかな光彩が広がるように設計されている。

立体的な空間設計で魅せる暮らしを実現

土間玄関を抜けると立体的に空間が広がる1階フロア。床に当たる面をズラしながら配置していくスキップフロアを採用し、仕切りのない開放的なデザインが印象的だ。

インテリアは、白の漆喰壁と無垢材のカラーリングが明るく柔らかいデザインに仕上がった。カチッとした角の出る矩形が強調されるモダンなところは外観からも引き継がれている。統一感のあるチャコールのアクセントクロスやアイアンの黒が空間を引き締め、外観から繋がるモダンな雰囲気美しく纏められている。

空間をさらに引立てる照明デザイン

夜には、間接照明でエレガントな雰囲気に変わった空間も楽しむことができる。昼間には明るく爽やかに演出された漆喰壁が柔らかな色合いに変化し、一日の終わりに贅沢なひと時をそっと作り上げてくれるのだ。スキップフロアのように空間が立体的であることもこの照明計画に生かされている。

開放的なスキップフロアの設計 × 深瀬ヤスノリが魅せる建築デザイン

「斜面」というデメリットをうまく使い、スキップフロアで奥行きのある空間に仕上げた今回のモダンなデザイン住宅。

「自分らしく住まう」ということを重視する深瀬氏が作り出すデザインには、いつも施主家族の想いが寄り添う。昔ながらの田舎町で「家族が過ごす空間」を大切にした家づくり。そこには家族同士の温かい想いが「重なりあい繋ぎ合う」暮らしの理想が広がっていた。

構造:木造/規模:地上2階/建築面積:55.89㎡/延床面積:106.81㎡

くるみ

くるみ

グラフィック/ウェブデザイナー兼ライター。ニッチでコアな音楽ディストロレーベル ano records を主宰。スーツケース1つで突然移住してしまう癖がある。(アメリカ3ヶ月・オーストラリア1年・石垣島半年)

目指すは、海外ノマドワーカー。暮らしながら世界一周。いつもワクワクの向かう先へ!

design casa

建築家と建てる家。

家族のライフスタイルを尊重した、

家族のための「特別な住まい」をつくりあげます。