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シーンに合った住宅を提供するSuMiKaの規格住宅のオンラインマーケット「スマートメイド」

SuMiKaが手がけるとオンライン住宅マーケット「スマートメイド」。新築注文住宅を中心としたマッチングを展開するSuMiKaが、なぜ規格住宅を販売しているのか。その事業から見えてくる現代人が求める住宅とはどのような形なのか。

今回はSuMiKaのサービスを展開する取締役・佐藤純一氏と、企画担当・名取良樹氏にお話を伺った。

スマートメイドが生まれた背景

─オンライン住宅マーケット「スマートメイド」は、どのような背景から生まれたのでしょうか。

佐藤氏:スマートメイドという住宅マーケットは今年の2月末ぐらいから本格的にやり始めました。これには2つの視点があって、1つ目はハウスメーカーと建てるような家ではなく特徴がある住宅を見つけられるということ。もう一つはカスタマイズ可能ということです。

普通は自由設計で都市部なんかは土地キチキチに建てますけど、なかなかそれだとカスタマイズまでできないですよね。規格化住宅である程度決まっていて、その中で選択肢を選べて自分なりの一軒が作れる。そんな広い意味での「DIY」ができたら、建築家さんと家を建てることを諦めてしまう人も家作りを楽しめるだろうし、専門的知識がなくても家作りに参加できるようになると思います。

2月から始まりましたが、見積もりや相談、詳細な資料の取り寄せなどの相談・申し込みが月に200〜500件ほど受けています。

外観を見てもらう

─最近はどのような住宅が人気なのでしょうか。

佐藤氏:Facebookにある17万5000人のファンコミュニティを中心に、商品の紹介をしたりとか、SuMiKaマガジンというメディアを使って訴求をしています。そのため、そのコミュニティにいる人たちが「きっとこういうの好きだろうな」と思うような住宅が人気にはなりますよね。だから手応え感はありますね。

欧米の場合はリハウスアンドリフォームっていう言葉もあるように、外装よりも内装を重視しますが、あまり日本人のインテリアで家を選ばないんですよね。それより家の外観が素敵かどうかが、結構重要な要素になっています。最近ではSNS映えするような外観がおしゃれな住宅商品は人気ですね。

名取氏:Facebookに建築事例を投稿する際に、メインのビジュアルに何を使うかでリーチ数が変わってきます。外観がしっかり撮れている事例の方が、リーチ数は伸びますね。やっぱり「外観」がユーザーにとって1つの基準にはなっているようです。

インターネット分野でやってきたからこそ

SuMiKaでは、「好きに暮らそう」のスローガンのもと、暮らしを素敵に、楽しくするリフォームを提案していますよね。中でもインターネット上でもホットなトピックスでもある「小屋」を多く扱っているように思いますがいかがでしょうか?

佐藤氏:僕らが主催した小屋フェスっていうイベントがあるんですが、小屋つながりでSuMiKaのこと知っている人が多いんです。いまはアウトドアリビングやログハウス、グランピングなどの自然豊かなところで自分の暮らしを考えるライフスタイルが結構流行っていますよね。

そこで考えると、SuMiKaはライフスタイル派の人と近いなと思っていて。それはやっぱりマスメディアでSuMiKaを取り上げられる時は基本「小屋」として取り上げられてもらっていたからだと思います。

都市部より郊外部、自分たちの暮らしを考える人、そういうある程度コミュニティや地域のつながりの中で生き方を探したい、そういう方々に受けが良い印象はありますね。

 

名取氏:たいして使わないのに大きい別荘を持つ時代もありましたが、現代の人はそういう大きさを必要としていません。本当に必要な大きさはどれくらいだろう?と考えて、それにすごくマッチしたものを探してる実感があります。casa cagoに関してもすごい反応が良いですし。

いまの時代の流れとして、ちょうどいいサイズなんでしょうね。シーンにあったサイズのものをちゃんと提供するっていうのができれば、反応のも良いんだなぁっていうのを実感しました。

余白を作ることで思いやりを

─SuMiKaで扱っている住宅は、大きすぎない、ちょうどいいサイズのものが多いですね。そこの意図はどのようなものでしょうか。

佐藤氏:宮崎駿さんと養老孟司さんの対談集があるんですが、その巻頭には「今の住宅はこうなんだけど僕らはもっと年設計としてこうなった方がいい」という提案のページが、30ページくらいついてるんですよ。そのページの内容がすごく素敵だったんです。都市部よりも地域の方が外のつながりが関係性が良いっていう話があるじゃないですか。それはなんでだろうという話が綴られているんですが、都市部は人と人、また家と家の距離が近すぎることが問題なのではないかと意見されているんです。

例えば、混雑する電車とかだと人と人の距離が近いですよね。距離が近いとぶつかる、ぶつからないにかかわらず、その間の距離感にシビアにならなきゃいけないし、自分の境界線と人の境界線に厳密になります。

佐藤氏:家と家との関係性も、間が広ければ広いほど曖昧になるし、「余白」があることで相手のことを思いやるという気持ちなるんです。家は小さくても構わないけれど、家と家との距離にこだわる。広さにこだわるのではなく、隣家との間の距離にこだわるという都市計画。

その都市計画に僕らが介入するのはすごく難しいですが、距離が近すぎてギスギスしていたり、あまり思いやりがなくなっていたりする現状を見ると、「スマートメイドがいいな」とか「規格住宅っていいな」と思っていて。規格住宅でもともと余白が作られているので、都市部だからこそ規格住宅を選択するのも良いと思います。家は家としてコンパクトで効率のいい形になり、隣家との間もちょうどいい距離になりますからね。

全ての人に家づくりの楽しみを

様々な理由から新築注文住宅を諦めてしまう人をターゲットに始まった「スマートメイド事業」。少しでも多くの人に家づくりの楽しさを、そしてそれぞれに合わせてカスタマイズすることで生まれる特別感を味わうことができるだろう。

あべまなみ

あべまなみ

新潟県出身、横浜在住のフリーライター。中学時代にサックスを始め、自身もジャズを演奏することから、20歳のアメリカ留学時に単身でメンフィスとニューオーリンズへ。初めての一人旅で自分の可能性や新しい発見に出会える楽しさに気づき、その後「旅」にハマる。

2017年12月現在、渡航国は24カ国。好きなものはお酒といちご。

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