建築家・高松伸とTALK LIVINGのコラボで生まれた京や日本の美を込めた器「洛」が発売!

日本を代表する建築家・高松伸とTALK LIVINGが再びタッグを組み、うつわの新たな境地を切り開きました。新作「洛(らく)」は、高松伸が京の都に感じる「エーテル」と称される独自の美意識を、流麗な曲線で表現。従来の技術では困難だった造形を、有田焼の磁器で実現しました。「舞」と「雅」の二つのシリーズで、うつわを芸術品へと昇華させます。

建築の巨匠・高松伸とTALK LIVINGが再共創、京都の美意識を器に込めた「洛」

「国立劇場おきなわ」や「天津博物館」など、国内外で数々の公共建築を手がける日本を代表する建築家、高松伸。その鋭くも詩的な造形思想は、建築という巨大なスケールを超え、日常に溶け込むうつわへと昇華されました。株式会社TALK LIVING(トークリビング)は、高松伸との長年にわたる親交と共創の歴史を背景に、第2弾となるコラボレーションプロジェクトとして、京都の美意識を凝縮したうつわのシリーズ「洛(らく)」を2025年10月1日(水)より発売します。このタッグは、約12年前に発表された家具シリーズに続くものであり、TALK LIVINGのオーナー梶原と高松伸との信頼関係が、再び新たなクリエイティブを生み出しました。

「洛」というネーミングには、高松伸が50年以上住み続ける「京」の都が持つ、言葉では表現しがたい「エーテル」と称される第五の元素、すなわち「京都を京都たらしめている何か」をうつわを通じて捉えようとする、哲学的かつ詩的な作法が込められています。建築家としての独自の美学と、TALK LIVINGの持つ素材への飽くなき探求心が結実したこのうつわは、「舞」と「雅」の2シリーズ、全5アイテムで展開され、日常のひとときを格上げする芸術品として、注目を集めることでしょう。

【舞】漆黒、朱 カップ&ソーサー

価格:20,000円(税込22,000円)
容量:115ml
商品サイズ:カップ/W113×D83×H64(㎜)、ソーサー/W126×H10(㎜)
箱サイズ:W140×D140×H90 (㎜)

建築家・高松伸 / Shin Takamatsu

「国立劇場おきなわ」「天津博物館」「植田正治写真美術館」など数多くの公共建築手がける日本を代表する建築家。その独自の建築論と造形美学に基づいた作品は高く評価され、現在も第一線で活躍を続けている。

伝統を超越する造形美、難題をクリアし有田の磁器で実現した流麗な曲線

高松伸がうつわに込めた造形思想は、従来の陶磁器の常識を打ち破る、極めて挑戦的なものでした。特に、このプロダクトの最大の特徴である「流麗な曲線」を有すフォルムは、通常の土を用いた焼成では、高温に耐えきれず形が崩れてしまうという技術的な難題に直面しました。しかし、TALK LIVINGと高松伸は、理想とする「かたち」の実現を諦めることなく、素材の限界に挑み続けました。

その結果、辿り着いた答えが、日本の伝統技術の結晶である有田焼の磁器です。有田焼の高い焼成技術と、磁器特有の強度と精密さが、高松伸の描いた精緻なデザイン、特に「舞」シリーズのカップとソーサーが呼応する一体感あるフォルムや、手元の所作を美しく引き立てる繊細な持ち手の曲線美を実現可能にしました。

【舞】瑠璃 カップ&ソーサー

価格:10,000円(税込11,000円)
容量:115ml
商品サイズ:カップ/W113×D83×H64(㎜)、ソーサー/W126×H10(㎜)
箱サイズ:W140×D140×H90 (㎜)

円を二点で支える独創的な構造や、十二単を想わせる「雅」シリーズの色彩が流れるような曲線は、幾度もの試作を経て完成した、精緻な計算の結晶です。TALK LIVINGは、この素材選びと試作を重ねるプロセスを通じて、単なる美しいうつわの制作に留まらず、伝統的な有田焼の技術に新たな可能性を吹き込みました。高松伸の「鋭くも詩的な造形思想」と、TALK LIVINGの技術力が融合することで、うつわは単なる食器ではなく、建築にも通じる緊張感と均衡を備えた芸術品としての存在感を放っています。

【雅】十二単 カップ&ソーサー

価格:12,000円(税込13,200円)
容量:170ml
商品サイズ:カップ/W112×D70×H61(㎜)、ソーサー/W140×H9(㎜)
箱サイズ:W145×D145×H90(㎜)

京の「エーテル」を宿す二つのシリーズ、「舞」の精緻さと「雅」の十二単

高松伸とTALK LIVINGの共創うつわ「洛」は、「舞」と「雅」という二つの個性的なシリーズで構成されています。「舞」シリーズは、「流麗な曲線が生む、至高のうつわ」として、その精緻な造形美を最大限に堪能できます。漆黒に流れる金彩、朱に舞う花文様をあしらったものは、日常を格上げする品格ある逸品であり、瑠璃色のカップ&ソーサーは、深みある藍の美しさを纏いながらも実用性を兼ね備え、日常に寄り添う上質な一客です。一方、「雅」シリーズは、「十二単の優美さを湛える、色彩のうつわ」をテーマに掲げます。真白な磁器に流れるように描かれた彩色は、平安の装束「十二単」を想わせる気品あるデザインで、衣の襟が折り重なるような造形が、優雅な奥行きを生み出しています。

特に持ち手部分には一点一点手塗りで彩色が施されており、特別な存在感を宿します。

また、彩色を排した「白絹」は、高松伸の造形そのものを堪能できる一客であり、白磁のフォルムに浮かび上がる陰影と、曲線の重なりが織りなす緊張感と均衡が際立っています。どちらのシリーズも、高松伸が言うところの「京のエーテル」に触れる作法であり、その独自の美意識が細部にまで反映されています。

【雅】白絹 カップ&ソーサー

価格:10,000円(税込11,000円)
容量:170ml
商品サイズ:カップ/W112×D70×H61(㎜)、ソーサー/W140×H9(㎜)
箱サイズ:W145×D145×H90(㎜)

カップの底面には、高松伸の名を刻んだ金彩のバックスタンプが配置されるなど、細部にまで意匠が凝らされたこのうつわは、贈答品としてもふさわしい逸品であり、TALK LIVINGと高松伸が追求した日本の美意識の極致と言えるでしょう。

日常に京の「エーテル」と品格をもたらすうつわ「洛」

高松伸とTALK LIVINGの共創によるうつわ「洛」は、建築家ならではの鋭い造形思想と、日本の有田焼の技術が融合した逸品です。「舞」シリーズの精緻な曲線と「雅」シリーズの十二単のような優美な彩りは、日常に京の「エーテル」と品格をもたらします。この特別なうつわは、TALK LIVINGのオンラインストアなどで2025年10月1日より発売。日本の美意識の極致を、ぜひその手で感じてください。

オンラインストア Living Talk Decor:https://livingtalk-decor.com/
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