Treeful Treehouse Sustainable ResortのCMOブランド責任者・菊川万葉さん「人間は自然の一部であることを忘れないように」

「Treeful Treehouse Sustainable Resort」のCMOであり、ブランド責任者を務める菊川万葉さん。

今回はそんな菊川さんにご自身のことや、現在運営中の「Treeful Treehouse Sustainable Resort」のことなど、様々な角度からお話を伺いました。

CMOブランド責任者・菊川万葉さん

自然と共に生きるライフスタイル

幼少期から自然の中で育ち、米国大学在学中には生態系科学を学ぶためにガラパゴス諸島に留学した菊川さん。帰国後は語学力を生かしながら様々な分野で活動し、現在世界中から注目を集めるサステイナブルなリゾート「Treeful Treehouse Sustainable Resort」を共同創業、運営しています。

「人間は自然の一部であることを忘れないようにする生活のデザインや、幼少期からの趣味である油絵を描くことを通じて、自然やアートの美しさを感じることを大切にしています。自然と共に生きることは、私のライフスタイルの一部ですね」

好きな場所は軽井沢の自宅

菊川さんのお好きな場所は、軽井沢の森の中にあるご自宅。

「子どもの頃、虫やトカゲを捕まえたり、キノコ狩りや山菜採りをしたりと、軽井沢の自然が私の今のコアを作ってくれました。その家には祖父や祖母が描いたアートが飾られており、その空間が好きです」

「Treeful Treehouse Sustainable Resort」を作るきっかけ

沖縄県名護市に佇む、インスタ映えする世界のラグジュアリーホテルのコンテストでアジア1位、世界でもベスト8にランクインした「Treeful Treehouse Sustainable Resort」。

このホテルを造るきっかけは、「幼少期から自然の中で育ち、いつか自然に恩返しをしたい」という気持ちでした。

「父の夢であるツリーハウスを作るプロジェクトを手伝う中で、自然との共存の大切さをゲストに体験してもらうため、2021年に開業しました」

エアロハウスとツリーハウスのこだわり

「インテリアにはサスティナブルな素材や地産地消の木材を使用し、外だけでなく中でも自然を感じられる空間をデザインしました。一方でツリーハウスは、生きている木の上に建築されており、柱が地面についていない設計になっています。360度ジャングルを見渡せるツリーハウスでは、鳥や川、太陽の光に包まれることで、人間が自然の一部であることを実感できます」

ツリーハウスについてはいかがでしょうか？

「ツリーハウスの魅力は、生きている木の上にあるということなんですけども、柱は全く地面についていないんです。全て木が支えている家に住むというのは夢に溢れていると思っていて、360度ジャングルを見渡すことができます。朝起きたら自分と同じ目線で鳥が枝に止まっていたり、下に川が流れていたり、太陽の光に包まれるという自然との共存の大切さ、自分が自然の原点であるということを気づかせてくれる場所だと思います」

自然ファーストのルール

「ツリーハウスを建設する際には、木を切るのではなく、木の形や配置に合わせて建築を進める「自然ファースト」のアプローチを重視しています。また、建築物は地上1.2m以上の高さに設置し、動物や植物が快適に暮らせる環境を保っています」

今後は世界で「Treeful Treehouse Sustainable Resort」を

今後何かやりたいことはありますか？

「今後は、日本だけでなく世界中の森を保護するというメッセージと一緒に、『Treeful Treehouse Sustainable Resort』が増えていけたらなという思いがあります。自然を守るという意味もそうですし、そこでローカルな方達とプロジェクトを進めていくという色々な意味でのサスティナビリティを実現したいなと思っています」