テーマは「Reframing〜転換のはじまり〜」日本最大級のアートイベントDESIGNART TOKYOが今年も開催!

今年で7回目となる、日本最大級のデザイン&アートフェスティバル「DESIGNART TOKYO(デザイナート トーキョー)」が10月18日~10月27日の約1週間、今年も東京を舞台に都内各所にて開催されます!世界中からアート、デザイン、インテリア、ファッションなど様々なジャンルのモノやコトが集結し、「Reframing〜転換のはじまり〜」をテーマに、時間軸を超え愛される、新時代の価値創造に挑戦するデザイン・アートが展示されます。

今年のテーマは「Reframing〜転換のはじまり〜」

インターネットの普及により、わたしたちは瞬時に膨大な情報を手に入れられるようになりました。しかしその一方で、手軽な情報収集は既視感のあるアイデアを生む、コモディティ化の原因にもなっています。タイムラインから流れてくるニュースやふと目にした映像。それが当たり前になった今、いつの間にか周りのノイズに振り回されている自分に、違和感を覚えたことはないでしょうか。DESIGNART TOKYO 2024のメインテーマは「Reframing〜転換のはじまり〜」。従来の枠組みにとらわれず別の視点から見つめ直すことで、新たな価値を提示するクリエイターたちの営みに注目します。

オフィシャルエキシビション「Reframing」展

オフィシャルエキシビションは、アート、デザイン、クラフト、テクノロジーといった、異なる分野の第一線で活躍する4人がキュレーションした、18組のクリエイターによる“Reframing”を体感できる画期的な展覧会です。独自の美を追求してきたキュレーターと、自らの信念を作品として結晶化するクリエイター。それぞれのジャンルは文脈を語るうえで尊重すべきですが、その境界線をはっきり分けることはもはや無意味とも言えるでしょう。硬直化した思考や思い込みは、可能性を狭めてしまうだけ。これらの作品は、そんな常識に縛られ、無意識に制限をかけている世の中に問いかけます。いま見えている世界は、誰かのフィルターに妨げられていないか。それは本質的なことなのか。Reframingの先に、ワクワクするような未来につながる、新しい発見やヒントが見つかるかもしれません。

空間デザインを手掛けるのは「HYBE Design Team」

創業者の竹田純を代表に、新旧・時間軸を横断しながらハイブリットな視点で価値をデザインに落とし込み、クライアントから施工者、職人、アーティスト等をチームとしてプロジェクトの実現を進めるインテリアデザイン会社「HYBE Design Team」が本エキシビションの空間デザインを手掛けます。 https://hybe.jp/

作品との出会いや感動をつなぐ注目の集合展

荒川技研工業株式会社本社・表参道ショールーム「TIERS」3FにあるクリエイターのためのギャラリーTIERSGALLERY(ティアーズギャラリー)では、インテリアプロダクトを手がける若手の4組のクリエイターによる新作を展示します。UNDER30に選ばれたHOJO AKIRAは、製造管理や在庫管理の観点からさまざまなマテリアルが使われ、分解性を考慮することが難しい製品「ソファ」に対する違和感を出発点に、分解性を考慮した構造と再生利用を目的とした素材で設計を行ったプロトタイプを発表。ほか、若手クリエイターならではの柔軟な視点やアプローチを融合させることで新たなデザインの価値を生み出し、素材と技法に着目したプロダクトが並びます。

美しいデザインのコラボレーション

KEF音と光に浸る空間の祭典

DESIGNART TOKYOでは視覚のみならず聴覚のデザインにもフォーカス。1961年に英国で誕生したオーディオブランド「KEF」は、著名なデザイナーであるマイケル・ヤングと、青山の「KEFミュージックギャラリー」を設計した、クライン ダイサム アーキテクツ(KDa)とのコラボレーションによる展示を行います。会場となるKEFミュージックギャラリーには、ヤングが1990年代にデザインした革新的な作品「スティックライト」の鮮やかなマルチカラーのディスプレイと、彼がデザインしたKEFの「LS60ワイヤレススピーカー」も展示され、3者のクリエーションが融合した作品展示となります。

実験的なアイデアと新たな視点による作品

今年のDESIGNART TOKYOでは、これまで以上に実験的なアイデアと新たな思想を持った作品が多く展示されます。多角的に語られるデザインへの提案は、私たちの日常への発見にも繋がるかもしれません。

TOYOTA構造デザインスタジオクルマの記憶:ガラスによる素材の変容と情景

TOYOTA構造デザインスタジオは、ベースとなるデザイン思想「GeologicalDesign」の下、開発初期段階から使う資源を最小化する取り組みはもちろん、リサイクルや前の命よりも魅力的になるようなアップサイクルまで考えて活動しています。しかし現状のファクトとして、実はほとんどリサイクルされていないガラスや、再利用されていった金属の後に必ず残されてしまう「スラグ」などがあります。本展示では、ガラスの持つ多様性とその本質を具現化し、クルマの素材をその中に閉じ込めてみました。ガラスを媒体とすることで、目には見えない前世の記憶や、その素材の自由で多面的な変容も、半永久的に可視化することができます。

FLEXFORM「BETWEEN THE FOLDS

イタリアのモダンインテリアブランドFLEXFORMが運営するFLEXFORM TOKYOでは、目に留まらないようなディテールにまで、タイムレスでエレガントな美を行き渡らせる「FLEXFORM(フレックスフォルム)」の世界観と2024NEWCOLLECTIONから、歴史と職人技からもたらされるサヴォアフェールを巡る旅へ誘います。2024NEWCOLLECTIONでは、40年に渡りブランド監修を務めるイタリアデザイン界の巨匠アントニオ・チッテリオによる復刻モデル。そして、FLEXFORM初となる日本人デザイナー柴田文江による新作アームチェアを展示します。

MAHO KUBOTA GALLERYBrian Alfred個展「Golden Hour」

原宿と青山が重なる東京の文化のクロスポイント、神宮前に位置するコンテンポラリーアートのギャラリー「MAHOKUBOTAGALLERY」では、ニューヨークを拠点に制作するブライアン・アルフレッドの個展「GoldenHour」を開催します。アメリカの伝統的なペインターの影響を受ける一方、本展の作品には、アーティストが訪れた旅先の風景や、日常の中で経験した輝く瞬間の数々が描かれています。アルフレッドはそれぞれのペインティングを煌めく人生の一瞬のスナップショットとして、また視覚的な日記の1ページとして表現しています。忙しい日常の中で出会う心を動かす瞬間、その刹那の煌めきを絵画という形で結晶させた作品群は、鑑賞者に自身の記憶や大切な経験を呼び起こし、人生における美しい時間を感じさせてくれることでしょう。

年も東京エリアに多彩な展示が集結

テレンス・コンランモダン・ブリテンをデザインする

「Plain,Simple,Useful」なデザインを掲げ、イギリスの生活文化に変革をもたらしたサー・テレンス・コンラン(1931-2020)。‘70年代から展開した「ザ・コンランショップ」をはじめ、デザインブームの火付け役にもなったコンランの大規模展覧会です。創業者、デザイナー、多岐にわたる事業で功績を上げたテレンス・コンランの人物像に、300点以上の作品や資料で迫ります。

ザ・コンランショップ30周年企画INSPIRATIONS for the NEXT

ザ・コンランショップ 丸の内店では日本上陸30周年を迎え、4名のデザイナー(工藤桃子・熊谷彰博・藤城成貴・柳澤星良)とアジア・日本らしい現代的な家具作りを目指し新たな活動として、新しい商品開発への礎となる「INSPIRATIONSfor the NEXT」を紹介します。

THE CONRAN SHOP X N.HOOLYWOOD SPECIAL EDITON

三井住友銀行東館アースガーデンでは、ザ・コンランショップとN.HOOLYWOODデザイナー尾花 大輔氏のルーツともいえるミリタリーアイテムに着目したコラボレーションで新しいスタイリングのかたちを提案します。

DESIGNART TOKYO 2024オフィシャルシャンパーニュ「ペリエジュエ」
イタリアのデザインスタジオ“Formafantasma”との画期的なデザインコラボレーションを発表

プレステージ・シャンパーニュメゾン『ペリエ ジュエ』は今年、イタリア人のデザイナーデュオによる革新的なデザインスタジオ“Formafantasma”(フォルマファンタズマ)とコラボレーションし、『ペリエ ジュエ』が掲げる生物多様性への取り組みにインスピレーションを得て、今年9月にシャンパーニュ地方にあるメゾン所有のアンボネイのブドウ畑に建築インスタレーションを構築、発表しました。

日本では、フォルマファンタズマがデザインした限定パッケージ「ペリエジュエベルエポック2016グラス2脚セットbyフォルマファンタズマ」が数量限定で発売されます。

情報社会で貫く独自の視点による新たな解釈

情報が溢れる現代において、独自の視点を持つことで見出される新たな価値をテーマとした今回のDESIGNART TOKYO 2024。アップサイクルでありながら美しいデザインと機能性を持つプロダクトなど、近年増えているジャンルレスな作品を、さらに新たな視点で解釈することで生まれた作品たちが会場を彩ります。国内外から集まるさまざまなアーティストの作品に触れることで、新しい価値観に気付かされるかもしれません。

DESIGNART TOKYO 2024開催概要
「Reframing 〜転換のはじまり〜」
会期:2024年10月18日(金)〜10月27日(日)の10日間
エリア:表参道・外苑前・原宿・渋谷・六本木・広尾・銀座・東京
主催:DESIGNART TOKYO 実行委員会
発起人:青木昭夫(MIRU DESIGN)/川上シュン(artless)/小池博史(NON-GRID)/永田宙郷(TIMELESS)/アストリッド・クライン(Klein Dytham architecture)/マーク・ダイサム(Klein Dytham architecture)

DESIGNART TOKYO オフィシャル WEBサイト/SNS 
https://designart.jp/designarttokyo2024/
https://www.instagram.com/DESIGNART_TOKYO
https://www.facebook.com/designart.jp