建築家とつくる機能性と遊び心の詰まったコンパクトな平屋風「遊びゴコロのある家」

東京都多摩市、⻄と東の道路に挟まれ、南側には古家、北側も隣家がある小さな敷地。こんな限られた敷地とは思えない開放的かつ、機能面も充実した理想的な住まい。今回はこのコンパクトかつ平家のような住まいに詰まった建築家の遊びゴコロにせまります。

コンパクトながらも機能性と遊び心の詰まった平屋のような家。

今回の住まいは小さなお子様のいる３人のご家族がお住まいです。ご夫婦からご要望のあった「平屋のような２階建てに住みたい。」「出来るだけコンパクトな生活をしたい。」の2点を実現するために、さまざまな建築家の工夫が散りばめられています。

日差したっぷりのウッドデッキ

南側は全面窓にし、ウッドデッキを設置。北側には窓⾯を設けず、必要な場所へ必要な窓を計画する事で、全体的に明るさと気持ち良さを感じる住まいになっています。さらにお客様から駐⾞スペースを臨時を含め３台確保したいとのご希望から、２⽅向ある道路を活かしどちらの道路からも駐⾞が出来るように設計されています。２⽅向からの駐⾞スペースを確保することで、隣地との距離を担保し、さらに⽇の当たるデッキのスペースが魅力的です。リビングまで日が差し込み、明るいスペースを演出してくれています。

吹き抜けリビングにクリフハンガー

リビング部分を⽇の当たる場所へ配置し、合わせて吹き抜け空間を設ける事で、リビングには広がりとくつろぎの場がひろがっています。吹き抜けを上手く利用し、リビングの照明部分の上には、クリフハンガーが設置されているのが驚きです。旦那さんの日々の筋トレに一役買いそうです。お子様が大きくなって親子一緒にクリフハンガーで遊んでいる様子が目に浮かびます。こんな建築家のちょっとした遊びゴコロも新鮮です。

子どもとくつろげる畳スペース

ご夫婦がソファを置かない床でのスタイル希望だったことから、リビングゾーンには畳スペースが設けてあります。フローリングではなく畳なのでお子様も安心して床で遊んでもらるが嬉しいポイントです。おむつ替えやお昼寝スペースとして、また遊びのスペースとしてもお子様と暮らす住まいに畳スペースを設けるとさまざまなシーンで役立ちそうです。