隈研吾×小倉織のコラボで日本の伝統と現代の感性が交差する新ブランド「KUMASHIMA」が誕生!

伝統と現代、建築と織物、日本と世界、それらが見事に融合した新たな建築・インテリア向けテキスタイルブランド「KUMASHIMA」が誕生しました。小倉縞縞と世界的建築家、隈研吾氏のコラボレーションが実現し、日本の伝統織物である小倉織(こくらおり)の可能性を広げます。「葉脈」シリーズとして新たなテキスタイル4柄の販売を開始し、「KUMASHIMA」を用いた家具がTime & Style から発売されます。

建築とテキスタイルが交差する新ブランド「KUMASHIMA」が誕生

株式会社小倉縞縞と世界的な建築家、隈研吾氏がコラボレーションを果たし、新たなテキスタイルブランド「KUMASHIMA」を誕生させました。隈氏と、小倉織を復元・再生した染織家、築城則子の出会いから生まれたこのブランドは、分野を超えたコラボレーションの産物です。

世界的な建築家・隈研吾と、小倉織を復元・再生した染織家・築城則子の出逢いにより、分野を超えたコラボレーション「KUMASHIMA」が実現しました。これまで、日本の伝統織物では活用が難しいとされてきた、建築、インテリア、家具をメイン用途として誕生したテキスタイルブランドです。

建築家・隈研吾(KUMA KENGO)

1954年生。東京大学大学院建築学専攻修了。東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。

1964年東京オリンピック時に見た丹下健三の代々木屋内競技場に衝撃を受け、幼少期より建築家を目指す。大学では、原広司、内田祥哉に師事し、大学院時代に、アフリカのサハラ砂漠を横断し、集落の調査を行い、集落の美と力にめざめる。コロンビア大学客員研究員を経て、1990年に隈研吾建築都市設計事務所設立。これまで30か国を超える国々で建築を設計し、(日本建築学会賞、フィンランドより国際木の建築賞、イタリアより国際石の建築賞、他)、国内外で様々な賞を受けている。その土地の環境、文化に溶け込む建築を目指し、ヒューマンスケールのやさしく、やわらかなデザインを提案している。コンクリートや鉄に代わる新しい素材の探求を通じて、工業化社会の後の建築のあり方を追求している。

https://kkaa.co.jp

染織家・築城則子(TSUIKI NORIKO)

1952年福岡県北九州市生まれ。1974年能装束の美しさに魅せられ、早稲田大学文学部中退、染織研究所で染織を学び、創作活動に入る。1984年小倉織を復元・再生。1994年小倉縮を復元・再生。

伝統文化ポーラ賞優秀賞、第1回菊池寛実賞、北九州市民文化賞、福岡県文化賞、日本伝統工芸染織展で文化庁長官賞、MOA美術館賞など受賞歴多数。2007 年より機械織ブランド「小倉 縞縞」のデザイン監修を担う。

日本工芸会正会員。遊生染織工房主宰。

https://tsuikinoriko.com

「植物の力」 を共通言語としての創作活動

自然の色彩を活かす築城則子の姿勢は、土着的な手法で建築を環境に溶け込ませる隈研吾と目指すイメージの共有に長い時間は必要ありませんでした。縞の持つ抽象性に魅了された両者が生み出した、新たな日本のテキスタイル表現で、小倉縞縞の追い求めてきた縞の世界が結実したブランドです。

自然と芸術の融合する「葉脈」シリーズ

「葉脈」シリーズ
左上から時計回りに、光放つ葉 Bright Leaves、闇の気 Air of Darkness、 深い森 Deep Forest 、無伴奏 白 Unaccompanied White

「KUMASHIMA」の第一弾としてリリースされる「葉脈」シリーズは、自然素材である木綿と草木をモチーフに、高密度なたて糸で表現する繊細で立体的な縞のグラデーションを採用。リピートなしで布幅いっぱいに広がるダイナミックなデザインで、建築やインテリア、家具に自然となじみつつ、自然素材である木綿、そして草木をモチーフとした色、光からうまれる陰翳の美が葉脈のように浮かび上がります。

KUMASHIMAが採用される「Time & Style」による家具

FU

隈研吾のアイデア、「座布団を2枚重ねたソファを作りたい」から生まれたのが「FUソファ」です。

シンプルながらも洗練されたデザインは、ベッドやパーテーションとも調和し、独特な形状のフレームはまるで端部をつまんだような形状をしています。FUソファは、その柔らかさとシャープさを兼ね備えた細部のデザインが特徴で、空間に豊かな表情を与えます。

KA

「KA」は隈研吾の建築と深いつながりを持つプロダクトと言えます。

隈研吾の建築は、フラットな天井や壁が少なく、多面体によって構成されることで、陰影が生まれ、空間に奥行きを与えています。その建築哲学が具現化されたのが「KA」です。空間に浮かぶ三角錐のような存在感が、その空間と一体化し、隈研吾の建築とも調和します。

伝統の小倉織と現代の建築・インテリアが融合した「KUMASHIMA」

「KUMASHIMA」は、伝統の小倉織と現代の建築・インテリアが融合した、新たなテキスタイルブランド。株式会社小倉縞縞と建築家・隈研吾、染織家・築城則子のコラボレーションにより、日本の伝統工芸を新たな形で広め、また新しい価値を生み出す試みが具現化しました。自然の色彩とリズムが紡ぎ出すテキスタイルは、あらゆる生活空間に新たな息吹を与えます。

KUMASHIMA 公式WEBサイト:https://kumashima.com
KUMASHIMA 公式Instagram:@kumashima_