タイニーハウスとして使える小屋も実現できる「casa cago(カーサ・カーゴ)」
住宅の中には、比較的価格が安く、コンパクトな生活ができるタイニーハウスというものがある。そのタイニーハウスを実現できるのが、casa cago(カーサ・カーゴ)だ。6畳サイズのcagoというピースを組み合わせて、様々な形の住宅を作ることができる。平屋を基本しながら、広さを柔軟に変更できるため、幅広いライフスタイルに合わせられる住宅である。
必要最低限の広さを実現できる
casa cagoは、6畳サイズのcagoピースを組み合わせて作られる住宅である。12畳や18畳という風に、広さを細かく変更することができる。そのため、必要最低限の機能と広さを実現可能だ。cagoをひとつの部屋と捉え、水回りや寝室など、それぞれ異なる役割を持たせても良い。また、複数を組み合わせて、リビングのような大きなひとつの部屋にしてしまうことも可能である。そうして、無駄な機能が一切ない住宅を作り上げられる。
ルールは6畳のcagoピースを使用することのみで、使用数や配置などは特に限定されない。したがって、cagoの使用数を最小限に抑えて、タイニーハウスとして使用する小屋を作ることもできる。そして、箱状のcagoを組み合わせるという性質上、廊下が存在しない。また、あくまでも平屋であるので、階段を設置するスペースも必要ない。そのため、タイニーハウスであっても、開放感のある空間を実現可能だ。
耐久性が高くメンテナンスがしやすい
cagoピースはそれぞれ、単体でも住宅として成立するほどの強度を持っている。そのcagoによって構成されるcasa cagoの住宅は、全体的な強度が高いのが特徴である。また、平屋であるため、2階部分の負担がなく、地震が発生しても耐えられる可能性が高い。さらに、平屋であることは、メンテナンスのしやすさにも繋がる。屋根が低いため、住人が自ら屋根に上り、メンテナンスをすることも不可能ではない。専門家に依頼せずとも、住人が定期的なメンテナンスを行い、状態を維持しやすいのも強みである。
規格化された建材によって実現できる、低コストと統一感のあるデザイン
casa cagoの住宅では、基本的な建材は、cagoピースを構成するものだけで事足りる。いくつもの種類の建材を必要としないので、建材の統一規格化が実現できている。そのため、同じ種類の建材を大量生産し、コストを抑えることが可能だ。また、規格化された建材は、見た目に統一感を与えることにも貢献する。さらに、建具や細かなパーツは、内装に合うものが独自開発されている。したがって、シンプルな見た目でありながら、まとまりのある美しい仕上がりになる。