実際の面積よりも広がりを感じられる平屋の住まい「casa basso(カーサ・バッソ)」とは
「casa basso(カーサ・バッソ)」は、図面に描かれた間取りよりも、実際に立体的な空間になった時の方が、広がりを感じることができる。そこには、知恵と工夫が随所に散りばめられているからなのだ。それは、住む人たちにとって様々なメリットをもたらしてくれる。この住まいを通して、平屋には無限の可能性があることを感じられるのではないだろうか。
LDKにある大きな窓
LDKの庭に面した壁には、大きな掃き出し窓を設置。片引き窓は、FIX窓のガラス面が大きくなっており、サッシ部分が邪魔になりにくいため、外の景色を思う存分楽しむことができるだろう。サッシが、まるで絵画の額縁のような雰囲気すら与えてくれるのだ。そして、この片引き窓は、柱を介して二カ所設けられている。LDKで過ごす中で、大きな存在感を感じられるだろう。外へのつながりを強め、開放感を出すために欠かせないアイテムなのである。
梁が見える天井
平屋と聞いて、「なんだか狭そう」と感じる人は少なくない。casa bassoでは、限られた面積を最大限活かし、広がりを感じさせるよう、天井にも工夫を施している。天井は平天井ではなく、勾配天井になっているのだ。また、構造を安定させるために必要な梁は、インテリア的にも重要なアクセントとなるだけでなく、空間に奥行き感を与える役割も担っている。梁がつくり出す陰影が、空間を複雑なものにし、結果的に勾配天井の高さを強調させる効果も与えてくれるのだ。そして、LDKの大きな窓から差し込む太陽の光が天井に反射し、さらに開放的な雰囲気を感じさせてくれるだろう。
木材で統一された水平面
casa bassoでは、インテリアにも注目したい。垂直面である壁は真っ白になっている一方で、床や天井などの水平面は、木材となっており、ナチュラルなテイストを醸し出しているのだ。多くの住まいでは、天井に白色などの明るい色合いを用いており、できるだけ圧迫感を出さないようにしている。もちろん、天井に明るい色を用いることは、開放感につながるだろう。しかし、casa bassoでは、天井にあえて木材を使用している。そうすることで、垂直面の白さが際立ち、壁の奥行き感を感じられるようになっているのだ。実際の間取りよりも広く感じるのは、このような細やかな配慮が一役買っているからだろう。
広がりを楽しめる住まい
casa basso(カーサ・バッソ)に一歩足を踏み入れると、その空間の広がり方に驚かされる。ほどよい開放感を保ち、心地よさが感じられる住まいでは、いつまでも長く愛着を持って住み続けられるだろう。「平屋は閉塞感がありそうだ」「住宅と言えば当然二階建て」と感じている人は、一度検討してみては。ずっと感じていた平屋のイメージが覆されるだろう。