カルフォルニアにいるかのような爽やかな外観とインダストリアルなインテリアのデザイン住宅。
山形県山形市に突如と現れたアメリカンハウス。カリフォルニア西海岸の潮風が今にも流れてきそうなこの家の全貌を今回覗かせてもらった。サーフでビンテージ感もたっぷりな室内は各フロア見どころがいっぱい!
西海岸を連想させるサーフビンテージな家
ロングビーチ沿いに佇んでいそうなほど、爽やかなブルーと落ち着いたホワイトのアクセントが可愛い外観。1階は横一面にポーチを作り、まさにアメリカンハウスならではの設計。ポーチにソファーを並べれば、まるでそこは海外ドラマのワンシーン。
こだわりが家全体に敷き詰められたデザイン
爽やかな外観からポーチを上がり、クリーム色の可愛い玄関ドアを開けると広がるのは、山形県内とは思えないサーフビンテージな空間!家族こだわりの小物が並べられた土間玄関は見ているだけでワクワクする。広々とした土間には、自慢のロードバイクを駐輪して飾っておいても良い。
明るく爽やかで温かみのあるLDK
玄関から廊下を抜けると広がるのは、奥様自慢のLDK。家全体に敷き詰められたパーケットフローリングは、空間を印象付け纏めてくれている。スモークなカーキのアクセントウォールも、主張しすぎぬ存在感。どこを見ても家づくりの参考になるアレンジやデザインで溢れていた。
遊びごごろも満載な建具やインテリア
今回の新築住宅で印象的だったのは、ズバリ「建具やインテリアデザイン」。落ち着いたビンテージ風の建具や上手く配置される緑葉達が程よい形で私たちを出迎えてくれる。そして、それぞれ個性的な小物たちを床板や壁のデザインがうまく引立てるのだ。
家の中心に設置した吹抜が暮らしをそっと包み込む
リビングの中央から2階へと抜ける大きな吹抜。この吹抜のメリットは、開放感や家全体を心地よい空気で包み込むだけではない。玄関からそのまま階段を登り2階へ上がることができる間取り設計だからこそ、この空間が家族のコミュニケーションを自然と育んでいるのだ。2階の廊下からはいつでもリビングの様子が見下ろすことができる。
ベランダで繋がる、横一列に並んだ3部屋
2階に3部屋あるベッドルームは、洗練した漆喰壁と、温かみとデザイン性が美しいパーケットフローリングがここにも採用されている。外観からも印象的だった横一面のバルコニーからは、他の部屋への行き来も可能。家族全員分の布団干しをする際の負担軽減もできている。コメディー映画のワンシーンのように「ベランダから兄弟の部屋を覗いてみる」なんてことも、もちろん実行したい。
こだわりがいっぱい詰まったデザイン住宅の裏側には家族愛も感じられた
今回紹介した新築住宅はアメリカ西海岸のインテリアデザインをふんだんに使った、こだわりいっぱいの住まい。事細かにインスパイアされているアメリカン住宅には「家族の繋がり」を重視するアメリカの家族文化も継承されているように感じた。「10代、20代、30代…幾つになっても家族同士がアイラブユーと交わし合い、誰よりも家族を大切にする」そんな温かいアメリカ家庭の情景が、この場所でも育まれることだろう。
所在地:山形県山形市/構造:木造/規模:地上2階