【ミラノデザインウィーク】次世代のクリエーターを集めたプロジェクト「bud brand」を紹介!

casa cube の模型とともに出展しているのは次世代クリエーターを世界に送り出すためのプロジェクト「bud brand(バッドブランド)」だ。

bud brandは「つぼみ (bud) + 綺麗に咲かせる (branding)」という意味で、ミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)から日本を発信するコンセプトにはぴったりの名前で良く考えられいる。

今回は「bud brand(バッドブランド)」として出展している作品を紹介する。

 

日本的な柔らかい光を演出する「Fantastical light of our childhood」

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西洋の間接照明とも異なり、和紙でできた行灯のような印象の光でもあり、さらに絹綿でできた膜が一層柔らかい光を演出している。

会場が明るいのでわかりにくいこともあるが、空間の床や壁によっても表情が変化するのだとか。

照明として柔らかな光を発しているが、この照明器具そのものが奥行きや空間性を感じさせ、それ自体が建築模型のようにも見える。

聞くと、照明作家やデザイナーの他にも建築デザインをしている方もチームにいるそうで、建築的な美しさを持っていることにも納得させられる。

参考 : http://www.bud-brand.com/#modal-object-1

 

伝統的な建築工法でデザインされた「Tsugite & Shikuchi」

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一見すると普通にデザインされたすっきりとした椅子だが、日本の伝統的な木材を使った建築構造の工法「継手・仕口」を接合部に用いてデザインされている。

分かり易いように色を変化させて構成されているが、昔から使い続けられてきた技術・方法だからこそ組み合わせ次第で可能性が広がる作品だ。

大分県で活動する伊藤憲吾氏の過去の建築構造の手法を家具デザインに転用するという考え方自体も興味深いし、建築家ならではの発想で、日本の職人の高い技術の活かし方を見いだしている。

参考 : http://www.bud-brand.com/#modal-object-2

 

日本のミニマルさを体現できる照明「One」

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五寸角という日本の木造建築の標準寸法の1本の角材から切り出しているというミニマルな形態のフロアランプは、どこにでも馴染みそうなデザインに愛着が持てるが、それ以上に光をコントロールする方法が興味深い。

板状の縦に伸びる部材が内側と外側でずらしてあることで、内部に設置してある光源自体の光が直接外部に出ることはなく内部で反射し、漏れでた間接光のみになるため柔らかい印象の光になる。

単純な操作で豊かな空間を演出することができ、モダンな雰囲気と同時に日本的であることを感じさせてくれる。

参考 : http://www.bud-brand.com/#modal-object-3

 

ミラノデザインウィーク(ミラノサローネ)で世界へチャレンジしているクリエーターの作品はいかがでしたか!?

「bud brand(バッドブランド)」として出展している、今日紹介した3つ以外の興味深い作品は明日の記事で紹介します。

お楽しみに。