Wonderwall®片山正通が第1号物件を手掛けるハイエンドレジデンスブランド『GROUNDI』が誕生
九電グループが、新たなハイエンドレジデンスブランド『GROUNDI(グラウンディ)』を立ち上げました。ブランドコンセプトは「土地を尊ぶ」。その土地がもつ自然や風土、文化的背景を丁寧に読み解き、建築・インテリアからアート、サウンド、香りに至るまでを統合して“ここでしか成立しない暮らし”を提示します。第1号は福岡・大濠エリアの『GROUNDI OHORI』で、Wonderwall®片山正通が総合監修を担います。
「土地を尊ぶ」思想が、住まいの体験価値を規定する

GROUNDIが掲げるのは、単なる高価格帯レジデンスではなく、“土地に根ざす”という価値観を住空間へ落とし込むアプローチです。眺望や設備のグレードだけで差別化するのではなく、地形や植生、街の記憶といった見えにくいレイヤーまでを設計要件として扱い、暮らしの解像度を上げていく発想が中核にあります。
名称はGROUND(土地)と、出身や所属を示す前置詞DIを掛け合わせたものとされ、居住者がその土地に敬意を払いながら暮らす姿勢をブランド名に埋め込んでいます。
第1号「GROUNDI OHORI」— 大濠の文脈を日常へ取り込む全10邸

第1号物件『GROUNDI OHORI(グラウンディ大濠)』は、福岡市中央区大濠1丁目に計画される地上9階・全10邸のスモールラグジュアリーです。

大濠公園をはじめ、福岡市美術館や日本庭園、能楽堂など文化的な拠点が集積するエリアの空気感を、日常の居住体験へ接続することが狙いです。

住戸の専有面積は87.40㎡〜257.62㎡(温水器置場面積含む)と幅を持たせ、最上階には3層構造で250㎡超のプレミアムルームを用意。テラスから湖面を臨むなど、“都市の中心で自然と共に暮らす”という大濠ならではの条件を最大化するプランニングが提示されています。竣工予定は2028年3月、入居開始は2028年7月とされています。
片山正通が建築・インテリア・アートまで統合し、五感のレジデンスへ

本計画の象徴的なポイントは、Wonderwall®片山正通が建築・インテリアに加えてアートまでを含むトータルディレクションを行う点です。敷地の半分近くを“森のような庭”として取り込む構想や、福岡城の石垣を想起させる意匠、庭と公園を眺めるテラスによる“戸建て感覚”などが語られており、景観と構造、素材感を一体で組み上げる設計意図が読み取れます。
Wonderwall® 片山 正通

片山 正通率いるWonderwall®は、コンセプトを具現化する際の自由な発想、また伝統や様式に敬意を払いつつ現代的要素を取り入れるバランス感覚が国際的に高く評価されている。ブティックからブランディング・スペース、大型商業施設の全体計画まで、世界各国で多彩なプロジェクトを手がける。代表作に、外務省主導の海外拠点事業 JAPAN HOUSE LONDON、ユニクロ グローバル旗艦店(NY、パリ、銀座等)、ピエール・エルメ・パリ 青山、THE TOKYO TOILET 恵比寿公園、「NOT A HOTEL KITAKARUIZAWA MASU」など。デザイン誌『FRAME』(オランダ)主催の「FRAME AWARD 2020」でLifetime Achievement Awardを受賞。
まず目を向けたのは近隣の土地の歴史と環境です。
博多湾に続く入り江が福岡城の外濠へ発展し、やがて市民に開かれた大濠公園となりました。
私たちはその緑豊かな環境を敷地に取り込み、敷地の半分近くを豊かな森のような庭としました。福岡城の城壁から着想を得た基壇に力強いコンクリートの躯体をのせ、個性豊かな各戸を積み重ねています。大濠公園、そして敷地の半分近くを占める庭を眺めるテラスは、戸建ての感覚を楽しむことができるでしょう。共用部は時を重ねるほどに成熟し、さらなる豊かさと人々のゆるやかなつながりを育みます。
都市と自然の接点となる住まいは、建築、インテリア、庭をはじめとする共用部に至るまで、“普遍的な豊かさ”を追求しました。次なる時代まで愛される時間の器を目指します。

さらに、アートキュレーション(kankakari 鈴木良)やアーティスト(矢野義憲、鈴木達也ほか)に加え、左官、ランドスケープ、サウンド(haruka nakamura)、香り(Komons Fragrance Lab. 有井誠)といった領域横断の共創体制が明示されています。住まいの「見た目」を整えるだけでなく、音や香りを含む環境設計によって生活の質を底上げし、レジデンスを“時間と共に成熟する作品”として成立させる思想が見えてきます。
アートキュレーション・鈴木良

ギャラリーkankakari主宰。早稲田大学政治経済学部中退。パリ第8大学美術学科卒業後、14年間フランスに滞在し、工芸、美術、古物の研究と蒐集を続ける。2021年、京都市にkankakariを設立。築100年の民家を全面改修し、工芸・美術と建築との新しい関係性を模索する展覧会を多数企画。ギャラリー運営をしながら外部の様々な空間づくりに携わる。
アート・矢野義憲

1973年東京都生まれ。1998年にスウェーデン・エーランダ島にある手工芸学校、カペラガーデンへ留学。その後木工造形作家の元で指導を受け、作品の制作を始める。2003年より福岡県糸島市に工房を構えて活動中。九州に自生するカシやクスノキを自らの手で選びとり、製材から制作まで一貫して行なっている。
アート・鈴木達也

1996年三重県生まれ。写真と日本の伝統的素材を組み合わせたミクストメディア作品を制作。植物染料や日本画絵具、墨を塗り重ねた手漉き和紙に、イメージの一部を削ぎ落とした写真を転写することで、新しい自然風景を描き出す。自然との関係性を問い直す独自の視点が注目を集めており、各地のギャラリーや美術館で作品が紹介されている。
共創パートナー
左官・原田進

1930年に創業した「原田左研」2代目。高校卒業後に久住章氏のもとで修業を積み、1996年に父の跡を継いで親方に。福岡県香椎の「東照寺別院納骨堂」や「いいちこ」で知られる三和酒類の「安心院葡萄酒工房」、日田市の市民ホール「パトリア日田」などを手がける。左官文化を後世に遺すため、2012年には日本左官会議の初代議長に就任した。
ランドスケープ・古家俊介

DESIGN NETWORK ASSOCIATES代表。「建築とランドスケープをネットワーク化してデザインする」という理念を基に1986年に設立。福岡を拠点に、公共・民間、スケール、ジャンルを問わず様々なプロジェクトに参加。ランドスケープデザインを通じて、人と建築、人と自然、人と人を繋ぎ、多様な関係性がつくる新しい風景を創造することを目指す。
サウンド・haruka nakamura

青森出身 / 音楽家。
15歳で音楽をするため上京。
2008年1stアルバム「grace」を発表。
劇場アニメ「ルックバック」映画「この夏の星を見る」など映画・ドラマ・CMなどの音楽を多く手がける。THE NORTH FACEや蔦屋書店の音楽を制作し、代官山蔦屋書店にて展覧会を開催。
香り・有井誠

2023年に地元山梨に「Komons Fragrance Lab.」を設立。
天然素材と香りにこだわったホームケアブランド『Komons』をはじめ、香りを纏うヘアオイル『Diffar』や、サウナアロマブランド『YO』など、多彩なプロダクトを手がける。
都市の中の邸宅”を再定義する「GROUNDI」
GROUNDIは、「土地を尊ぶ」というコンセプトを起点に、建築・インテリアの完成度だけでなく、アートやサウンド、香りまでを統合して居住体験を設計するレジデンスブランドです。第1号『GROUNDI OHORI』は、大濠という自然と文化が交差するロケーションの力を丁寧に翻訳し、片山正通の総合監修のもとで“都市の中の邸宅”を再定義しようとしています。高級住宅の文法をなぞるのではなく、場所の文脈を暮らしの質へ接続する試みとして、今後の展開にも注目が集まります。
GROUNDI:https://groundi.jp/