建築家と作る、中庭のある平屋の「纏う」は心地よい距離感で外とつながる住まい

多くの人にとって一生に一度あるかないかの大きな買い物であるマイホーム。だからこそ細部にまでこだわり、快適で理想的なおうちを作りたいと思う人は多いのではないでしょうか。

中庭のある平屋住宅「纏う」は、プライベートを守りながら、心地よい距離感で“外”とつながる住まいです。家のどこにいても、安心感と開放感が共存する空間が広がり、生活動線はすべてワンフロアで完結します。住宅の中心にある中庭は、ただの屋外ではなく、日常の延長として過ごせることが可能。日々の暮らしに、静けさと余白、そしてほんの少しの特別感を纏わせてくれる住まいです。

無駄のないシンプルな外観の平屋住宅

平屋住宅「纏う」の外観は、建物正面に窓はなく、無駄のないシンプルな箱型の構成です。雪景色にも映えるマットな質感の外壁と、陰影を美しく見せる庇のラインで、唯一の開口部である玄関は、まるで異世界への入口のように感じます。

最大の特徴の中庭空間

こちらは、この住宅の最大の特徴である、建物の中央に設けられた中庭空間です。天井のない四角い空間には、屋外でありながらプライバシーが守られるという不思議な感覚があり、周囲の視線を気にせずに外の空気を感じることができます。

白を基調とした中庭には、シンプルなガーデンチェアとテーブルが置かれ、天気の良い日には読書やティータイムを楽しむことができるのも魅力です。

LDKと繋がる玄関スペース

玄関に足を踏み入れると、やわらかな木の香りと、すっと奥まで抜ける視線の心地良さが迎えてくれます。

そして印象的なのは、玄関脇に設けられた造作カウンターです。ちょっとした荷物の受け渡しや、家族との軽い会話の場になったりと、さまざまなシーズンで活躍してくれます。

中庭とダイレクトにつながるLDK

玄関を通り抜けると、中庭とゆるやかにつながるLDKが広がります。中庭とダイレクトにつながるリビングは、たっぷりの自然光が差し込み、明るい印象です。

ロースタイルの家具で構成された室内は、視線が抜けてより広がりを感じる設計となっています。

使い勝手も抜群のキッチン&ダイニング

キッチンは、まるでインテリアの一部のように空間に溶け込むミニマルなデザインです。アイランドキッチンは、料理をする人の動線をスムーズにするだけでなく、リビングにいる家族や友人とのコミュニケーションを豊かにしてくれます。

背面にはワークスペースと収納棚が完備。使いやすさも抜群で、生活感を上手に隠せる工夫が詰まっています。

こちらは、キッチンと横並びになっているダイニングスペースです。テーブルは、存在感のある無垢材のテーブルを採用しており、空間全体と調和するシンプルなデザインです。窓際に配置されているため、中庭を眺めながらの食事を楽しむことができます。

シンプルで明るい水回り

丸いミラーが特徴的で、装飾を抑えたシンプルな洗面台は、上部からやわらかく差し込む自然光が優しく照らします。

洗面所とつながる脱衣スペースは、白を基調にした明るく清潔感あふれる空間です。しっかりと収納を確保しつつ、見える範囲はスッキリと美しく保つことができます。

その奥に続くバスルームは、機能性と落ち着きを兼ね備えたミニマルなデザインです。グレーの壁と天井照明のラインが、空間にやさしい陰影をつくり、1日の終わりに心と身体を癒してくれることでしょう。

心地よい空間の洋室

洋室は、無駄をそぎ落としたシンプルな空間です。大きな収納を備えており、衣服や季節のものをしっかり収めながら、室内はすっきりとした印象に保つことができます。

さらにもう一方の部屋には、カウンターが備えられており、ワークスペースや勉強部屋としての活用も可能です。テレワークや趣味、読書、ひとり時間など、どんな過ごし方にもやさしくフィットしてくれる空気感となっています。

収納力と使いやすさを抜群したクローゼット

両サイドに設けられたハンガーパイプが、たっぷりの収納力と使いやすさを両立したウォークインクローゼット。奥まで見通せるシンプルな構成は、朝のコーディネートや、衣替えの整理もスムーズにしてくれます。

建築家と作る、中庭のある平屋の住まい「纏う」

建築家が作る、中庭のある平屋住宅の「纏う」。外からの視線を遮りつつも空とつながる中庭は、家のどこにいても自然を身近に感じられ、安心感と開放感を両立させてくれます。そして日常の中に“少しだけ特別なひととき”を添え、光と空気を纏いながら、住まいの中心で心を整えることができるでしょう。これから家づくりをする方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか?