建築家との家づくりで実現したシンプルと洗練を極めた住まい「ミニマライズ」

兵庫県の住宅街に佇む「ミニマライズ」は、ミニマリストの奥様の理想を実現するために設計された住まいです。白とグレーを基調とした端正なデザインが印象的なこの住宅は、洗練されたシンプルな空間のなかに、ご主人の趣味であるマンガやフィギュアを絶妙に調和させた、個性と機能美が共存する住まいとなっています。さらに、開放的な2階LDKの配置によって、隣家が密集する環境でも光と風を存分に感じられる快適な空間が広がります。

ミニマリズムを追求した外観とアプローチ

建築のファサードは、白とグレーの箱が組み合わさったシンプルな構成で、モダンかつ洗練された印象を与えます。

建築正面には駐車スペースを確保し、側面に設けられたアプローチを進むと、住まいの中心に位置する玄関へと続きます。玄関扉を開くと、すぐに階段が現れ、そこを下ると半地下となった1階のプライベートエリアが広がります。

半地下に広がるプライベートエリア

玄関アプローチには姿見が配され、広々としたシューズクロークが用意されています。

収納スペースは柔らかなライトブルーのカーテンで仕切られ、実用性とデザイン性を両立しています。床は白の大理石タイルで統一され、空間に高級感をプラスするとともに、掃除のしやすさにも配慮されています。

1階にはプライベートルームとファミリークローゼット、水回りがコンパクトにまとめられています。寝室には大きな窓を設け、差し込む光を白壁と白床が反射し、明るく開放的な雰囲気を演出。

ファミリークローゼットはハンガーパイプを多く設けることで、洗濯物をたたむ手間を省き、効率的な収納を可能にしています。

水回りも白で統一され、清潔感のある爽やかな空間が広がります。

光と風を取り込む2階LDK

この住まいの最大の特徴は、2階に配置された開放的なLDKです。

2面に設けられた大きな窓からは自然光が降り注ぎ、明るく広々とした空間を実現。

家具をブラックで統一することで、ミニマルなインテリアに引き締まった印象を加え、洗練されたモノトーンのコントラストを生み出しています。

リビングには大きなモニターが設置され、ご主人の趣味のアニメや映画を楽しめる空間ながら、統一感のあるインテリアが保たれています。

キッチンとダイニングはコンパクトにまとめられ、対面式のペニンシュラ型キッチンを採用。

調理をしながら家族との会話を楽しめる設計となっています。

さらに、キッチン背面には大容量のパントリーを用意し、調味料や食器をすっきり収納。生活感を抑えた洗練された空間を実現しています。

機能美を追求した水回りと収納

2階の洗面所には窓を配置し、外からの光を取り込むことで、より明るく爽やかな空間に。

こちらも白を基調にしながら、ブラックのアクセントを加えることで、モダンな印象に仕上げられています。

暮らしを豊かにするミニマルデザイン

ミニマリストの美意識を反映しつつ、住まう人の趣味やライフスタイルを尊重した「ミニマライズ」。シンプルなデザインと機能性を兼ね備えたこの住まいは、暮らしを豊かにする新たな可能性を提案しています。