【家づくりのヒント】安らぎを感じる居心地の良いリビングづくりのポイント

料理のしやすい機能的なキッチンや部屋をすっきりと保てる大きな収納など、理想の住まいにおける重要ポイントは人それぞれ。とはいえ、家族団欒のときを楽しむマイホームで、多くの時間を過ごすのが“リビング”ではないでしょうか。映画やテレビを観て楽しんだり、食後のティータイムでリラックスしたりと、暮らしに彩りを添える空間だからこそ、居心地の良さにはこだわりたいですよね。今回は、心地よく過ごせるリビングづくりのポイントをご紹介します。

リビングのフロアを工夫する

従来の戸建て住宅ではLDKを1階、プライベート空間を2階に配置するのがスタンダードでしてた。しかし、住宅が密集する都市部や周囲に高い建物がある場合などでは、人目や採光が気になりますよね。そんななか近年人気を集めているのがリビングを2階以上に設定する間取り。プライバシーを守りやすいうえ採光も通気も確保でき、明るく気持ちの良い空間に仕上がります。

2階リビング

2階にリビングを配置すれば、通行人からの視線を感じず暮らせます。特に住宅が密集する都市部では有効な間取りです。

もちろん、地方の場合でも、路面からの視線をカバーできるため、プライバシーが気になる立地にはおすすめです。

参考:2階に設けたLDKで特別な家族時間を過ごす「夫婦の趣味を愉しめる家」 – #casa

収納を設ける

テレビを見たりお昼寝したり、ちょっとした事務作業をしたりと、暮らしの中心となるリビング。さまざまな用途を持つ空間だからこそ、リモコンや書類、文房具類が散らかってしまうことも多いですよね。日々を気持ちよく過ごすためにも、収納は重要なポイント。造作収納を設けることで、機能性もデザイン性も確保できます◎。

大物収納を設ける

ファミリークローゼットや納戸、玄関収納を広めに設けても、リビングから距離があれば日常的には使われない可能性も。

リビング付近に大きな収納スペースを整えることで、LDKをスッキリと片付いた状態に保ちやすくなるうえ、急な来客にもすぐに対応できます。

参考:ホテルライクなデザイン性と平屋ならではの生活動線が暮らしを豊かにする住まい「ひかり」 – #casa

見せる収納で印象をカスタマイズ

大きな収納ですべてを隠す考え方もありますが、視線に抜けを持たせたいなら、見せる収納にするのもおすすめ◎。

全面収納にしないことで圧迫感が抑えられるほか、好きな雑誌や本をディスプレイすれば、気分に合わせて空間の雰囲気をカスタマイズできます。

参考:程よい距離感とスムーズな生活動線でお互いの暮らしがより豊かに。2階建の二世帯住宅「家族の集まる家」 – #casa

和室の有無

リビングの間取りを考えるうえで以外と多い悩みが「リビング横に和室を設けるかどうか」について。ゲストルームや仏間として、あったら便利だけど、結局使わなくなりそう…と考える人も多いのではないでしょうか。そんなときにはリビングと和室との境界を緩やかに設けることで、普段使いのスペースとして和室を暮らしに組み込むことができます。

LDKに溶け込む和室

壁を設けずLDKとひと続きにすることで、リビングの一部として普段づかいできるスペースに。

子どものプレイルームやお昼寝の場としても、毎日大活躍の空間になるはずです。
参考:開放的な2階リビングとコンパクトな生活動線が家族の時間を生み出す「家族が自然に集まる家」 – #casa

家族の理想に合わせたリビングで、よりよい団欒のひとときを

家族憩いの場となるリビングスペース。敷地環境やライフスタイルに合わせたスマートな間取りを計画することで、日々の満足度は大きく変わります。ますはこだわりのリビングづくりから、理想のマイホームを始めてみてはいかがでしょうか。